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炊飯器で甘麹を!作り方・保存は?

塩麹、しょう油麹と、いずれも一大ブームとなりましたね。
食べ物を美味しくし、且つ、麹の健康効果もあるので、
我が家では常備して料理に活用しています。

次なる三番目に注目の麹は、”甘麹”だそうです。

塩、しょう油、ときているので、とうぜん砂糖に代わる
”甘味”というわけですね。

じつは、甘麹 = 甘酒 なのです。
酒粕に砂糖を加えて作る”甘酒”は、
戦後の復興期、米や米麹が入手しづらかった時の代替案が広まったと
されています。

お粥に麹を入れて5~6時間もすると、
麹が、でんぷんを分解してブドウ糖やオリゴ糖を作り
甘味を引き出してくれます。

これが甘麹で、甘酒の原型なのです。

甘酒は、ブドウ糖やビタミンBの他ミネラル・アミノ酸などの栄養素が豊富で、
飲む点滴 といわれています。

炊飯器で作れる!

     < 甘麹の作り方 >

     米麹・・・・200 g
     ご飯・・・・350 g
     水・・・・・300 cc

  1. 分量の水にご飯を入れて中火にかけ、少し固めのおかゆを作る
  2. 火を止めて、そのまま室内で20分ほどおく(60度くらいまで下がる)
(麹の酵素は、50度から60度が一番よく働く温度)
  3. おかゆと麹をよく混ぜ合わせる
  4. 炊飯器に移して、保温スイッチをONにする
(炊飯器の蓋は開けたままにすること → 温度が上がり過ぎないように)
(60度を超えると菌は働かなくなるので注意!)
  5. ホコリが入らないよう布巾をかぶせておく
  6. 途中2~3回かき混ぜて(温度の上がり過ぎを防ぐ)
6時間そのままおく
  7. 甘麹完成!

注意点は、温度!
60度以上にならないようにするのがポイントです。

保存方法

冷凍で保存します。
製氷皿に入れておけば、1個ずつアイスとして食べてもOK。
お湯で割れば甘酒になります。

砂糖の代わりにどんな料理にも使えますし、
甘味だけでなく、旨味も増します。

麹菌

米・麦・大豆に、麹菌を加えて発酵させた食品には、
しょう油・みそ・酒・みりん・酢、があります。

日本には麹を使った食品が古くからありますが、
これらの”麹菌”は、日本独特のものらしいですよ。

   麹菌 → 麹 ・ 麦麹 → 発酵食品
          ・ 米麹
          ・ 豆麹
       (蒸した穀物に生やしたもの)

ミネラルやアミノ酸といった麹が作る成分には、
食べ物をおいしくしたり、健康機能を上げたりと、
微生物の力で食品成分が変わる 発酵作用 が働くのです。

注目のスーパーフード・キヌア、栄養価と炊き方、レシピ

世界のセレブ、ビヨンセやミランダ・カーがダイエットで
パスタやライスの代わりに食べたことでも知られている、”キヌア”

雑穀米が好みな方で、アワやキビは知っていても
キヌアは意外と知らないかもしれません。

国連では、世界の食糧問題を解決するカギになり飢餓の救世主、として注目し
2013年を「国際キヌア年」と制定しました。

NASAでも、将来の宇宙食の材料として、キヌアを研究しているそうです。
そんな世界中で注目の食材”キヌア”についてまとめました。

キヌアとは

南米アンデス山脈一帯が原産の雑穀で、1000年以上前から
ペルーやボリビアなどアンデス地方で食されてきました。

原産国ボリビアでは、妊婦に無料配付したり給食に取り入れられているそうです。

”黄金の穀物”・”母なる穀物”ともいわれて
母乳に匹敵するほど完全な栄養価を持つスーパーフードなのです。

   (100g中)  キヌア  精白米  玄米

   鉄分(mg)   4.0    0.8   3.0
   カルシウム(mg)  43.0    5.0   9.0
   食物繊維(g)   8.3    0.5   2.1
   ビタミンB1(mg)  0.46   0.08
   マグネシウム(mg)  173    23.0
   エネルギー(kcal)   353    356

白米に比べてキヌアは若干低カロリーで、かなり栄養価が高いのがわかります。

スーパーフードの理由

  •  キヌアは、氷点下から猛暑までさまざまな気温変化に対応でき、作物としての対応力に優れている
  •  最大の特徴は、栄養価が高いこと

  少量でたんぱく質やカルシウム・鉄分を同時に摂取できる

  •  肥満・糖尿病など生活習慣病予防に有効

現在は日本国内での自給率は0%で、輸入に頼っている状態ですが
山梨県上野原市では、国産キヌアの栽培に取り組んでいます。

10年前から研究していた山梨県総合農業センターから指導を受けて、
昨年(2013年)からキヌアの試験栽培を始めてる農家があります。

キヌアの炊き方は?

 ・キヌアは、苦味をとるためしっかり洗うこと
  粒が小さいので細かい目のザルを使う
 ・炊くと冷凍保存ができ便利

     [ キヌアの炊き方 ]

   キヌア 1c
   水   1c  (やわらかめが好みなら水は1~2割増し)
   塩   少々

 ・鍋に入れ、沸騰したら弱火で10~15分炊く
 ・火をとめて5分蒸らす

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ちょっときな粉に似た香ばしい香りで、プチプチした食感です。
ご飯に炊いたキヌアを混ぜれば、20140425_113112
満腹感ありで、
カロリー減になります。

 

キヌアのレシピ

キヌアは、炊いて冷凍保存しておけば
いつでも使いたいときに使用分だけ使えるのでとても便利です。
1カップ分ずつ小分けして冷凍するといいですよ。

お米に混ぜて炊いたり、ハンバーグやパン生地に入れ混ぜたり
サラダや炒め物にも、と重宝します。

     < シイタケのキヌア詰め >
   キヌア     お好み量
   シイタケ    12個
   れんこん    70g・・・すりおろす
   ニラ      数本・・・細かく刻む
   ショウガ    1 かけ・・すりおろす
   しょう油    大 1
   ごま油     小 1
   パン粉     適宜
   片栗粉     適宜

 ・ 材料を混ぜ合わせて、シイタケにこんもり丸くのせる
 ・ 蒸し器で 10分 蒸す

ギョウザのタネにもいいですね。
どんな料理にも合いそうです。

誰もが予備軍の「尿もれ」基礎知識と対処法

寒い時期だととくにですが、くしゃみや咳をした瞬間にアレ?
っと、感じたことはありませんか?

普段はつい話を逸らしがちでしたが、妊娠中の友人と「尿もれ」のことを
話す機会があり、ちょっと調べてみました。

尿もれは40歳以上の3人に1人が経験あり、だそうです。
意外にも多いんですね。
人には相談しづらく病気だとは思わないので、医師には相談しませんね。
なのでときには、鬱のようになることもあるようです。

NPO法人日本コンチネンス協会では、電話相談を実施しています。
最近では女性専用の病院も増えて、女性泌尿器科というのがあるそうです。

尿もれは、命に関わるものではないけれど、
QOL(クオリティオブライフ)疾患 ⇒ 生活の質を落としてしまう病気
なのだそうです。

症状も年齢もさまざまですが、大きく分けて2つのタイプがあります。

  •   腹圧性尿失禁
  •   切迫性尿失禁 (男性に多い)

対処法や治療法が違うので、自分がどちらなのか極めること。

泌尿器科というと男性のイメージが強いですが、
女性専用の病院が増えたので安心ですね。

適切な対処・治療をすれば、精神的にもいいのです。

腹圧性と切迫性の原因と対処法

 腹圧性尿失禁

咳・くしゃみ・重いものを持つ・走る などで起こる
女性の5割が腹圧性尿失禁で、女性ならではの尿もれともいわれます。

 腹圧性尿失禁はなぜ起こる?

お産や加齢で骨盤底の組織が弱くなると、尿道を良い位置に保てなくなり
お腹に力が加わると、尿の出口が開いて洩れる

 腹圧性尿失禁の要因

  •  出産時に骨盤底が傷つき弱くなる
  •  加齢による筋力の衰え
  •  肥満・便秘で骨盤底への負担が大きくなる

ことが挙げられます。

 腹圧性尿失禁の対処法

骨盤底筋体操で尿道・膣・肛門の周囲を鍛える(男性にも有効)
ひどい症状の場合は、手術することも可能だそうです。

       ◇ 骨盤底筋体操 ◇

     ① 足を小さめの肩幅に開く
     ② 肛門をキュッと5回、速めに絞める(息を止めない)
     ③ 肛門を絞めて 5秒キープ

   ・ ②③を1セットで、1日5セット行なう
   ・ モモの筋肉やお腹・お尻などは動かさない
   ・ 見た目には分からない動き

   本来は傍目にわからないので、いつどこでもできるのが利点
   3ヶ月続けると効果があるそうですよ。

 切迫性尿失禁

したいと思うと我慢ができない、
ドアを開ける最中に、急な膀胱の収縮で洩れてしまう「ドアノブ尿失禁」
水の音や水に触れると、強い尿意を感じ洩れる「手洗い尿失禁」

切迫性尿失禁は人によって重症度が違い、さまざまなケースがあります。
頻尿の症状もでてくるようです。

 切迫性尿失禁の原因

したいと思うと膀胱が勝手に収縮し尿もれを起こす、
過活動膀胱という症状と考えられる

過活動膀胱は、
膀胱の血流低下で膀胱の感覚が敏感になり、勝手に収縮を引き起こすもの。

 切迫性尿失禁の対処法

冷え対策
薬治療で膀胱の勝手な収縮を抑え、膀胱の容量を大きくする(飲み薬・貼る薬)

尿もれは、対処することで不安のない生活が送れます。
尿洩れ専用のパッドを使用することも良いそうですが、
生理用ナプキンで代用するのは好ましくないそうです。

月経血と尿とは成分も違うので 合わないものを使うと
不快感やかぶれの原因になるそうです。

専用パッドは、尿ケアの軽から重までいろいろ対応していて
・ 不快感や蒸れ方が違う
・ ニオイを閉じ込める工夫もされている
という利点があります。

     〔 腹圧性尿失禁 〕     〔 切迫性尿失禁 〕

    ・ 尿もれパッドの使用    ・ 尿もれパッドの使用
    ・ 骨盤底筋体操       ・ 骨盤底筋体操
    ・ 冷え対策         ・ 冷え対策
    ・ 手術           ・ 薬治療

生活の質を落とす病気なので、悩んでいる方は思いきって病院に相談するのがいいでしょう。
うつ状態にならないで、ポジティブに考えましょう。

風邪の予防と対策。風邪予防に一番有効なのは?

一般的にいう「風邪」とは、ウィルスが原因で呼吸器系の炎症で起こる状態です。
誰だって風邪をひきたくはありませんよね。
気をつけていても、なぜ風邪をひいてしまうのでしょう。

ウィルスは低温・乾燥で活発化するので、冬はあちこちどこにでも居るわけです。
主な感染経路としては

  •  接触感染
  •  空気感染
  •  飛沫感染

で、主に口から体内に侵入してきます。

     鼻水・咳・のどの痛み

この3つが、風邪の症状です。
症状の出方には個人差があり、2つ以上であれば「風邪」ということになるでしょう。

市販の風邪薬は、これらの症状を緩和するもので、
滋養強壮のビタミン剤などは、薬じゃないですし、
抗生物質は、風邪にはあまり意味が無いらしいですよ。
風邪に効く薬は、残念ながら 無い そうです。

風邪をひかないように、日頃から気をつけることには

 ・ 体力づくり(乾布摩擦など)
 ・ マスク
 ・ 手洗い
 ・ うがい
 ・ 加湿器
 ・ 風邪に効く食品類
などがありますね。

室内の気温と屋外との温度差に合わせて、
こまめに衣服の脱ぎ着をすることも大切です。

適度な運動

ウォーキングなどの自分にあった適度な運動は、
体力・免疫力を高めることができます。

湿度・温度の調節

鼻や喉の粘膜が乾燥したり、体が冷えて血液循環が悪くなると、
繊毛細胞が弱ってウィルスが侵入しやすくなります。

栄養面

ビタミンC、ビタミンB1・B2・B6などは、免疫力や粘膜強化の働きがあります。

マスク・うがい

うがいでウィルスを取り除くことはできませんが、
ホコリなどを洗い流して、粘膜にウィルスが付着しないよう防いでくれます。

手洗い

じつは、風邪予防に一番有効な対策が、手洗い だそうです。
手を介して → 鼻 へと感染するのが、一番多いのです。

十分な手洗い励行、そしてマスクがけ・うがい加湿器、と併用すれば万全ですね。
手洗い
     ◇ 手の洗い方 ◇

   1. 手のひらをよくこする
   2. 手の甲をのばすように洗う
   3. 指先・爪の間を手のひらでこするように洗う
   4. 指の間をこする
   5. 親指をねじり洗い
   6. 手首もねじり洗い
   7. 流水でせっけんを洗い流す

風邪をひいてしまったら

風邪は、ほぼ10日以内には治るものだそうです。
鼻水・咳・のどの痛みに加えて、熱がでることもあります。

なぜ熱がでるのか?というと、
体内にウィルスが侵入すると
    ↓
急激に増殖して炎症を起こす
    ↓
病原体から体を守るリンパ球が、ウィルス察知で免疫細胞に変化し
    ↓
ウィルスが増殖した細胞を攻撃する
    ↓
この際脳から体温を上げる指令がでて、発熱する

リンパ球は、体温が高い方がより活発に動きます。
風邪をひくと体温が上がるのは、こうした理由で、
発熱は、体の持っている自然に備わった抵抗力の一つです。

さほど高くない熱なら、感染症の場合、体にとって有利に働くものなのです。

そこで注意したいのが、市販の総合感冒薬には解熱成分が入っていること。
熱も無く必要以上に飲み続けるのは、マイナス面が多くでてくるのです。

自分の症状を、よく見極めることが大切です。

  •  途中からの高熱
  •  長引く痰や咳 → 肺炎など呼吸器疾患
  •  (痰のある咳からコホコホと乾いた咳 → 肺炎)
  •  緑黄色の鼻汁 → 副鼻腔炎
  •  長引くのどの痛み → 咽頭炎

こういった場合は病院で診てもらいましょう。
それ以外はたいていの場合、セルフケアで3~4日で治ります。
抵抗力をつけるためにも、偏食をなくし十分な睡眠をとりましょう。

ノロウイルスの症状と潜伏期間。予防対策と正しい処理法

毎年11月頃から、ウィルスによる感染性胃腸炎が全国的に流行します。
ヒトからヒトに感染する ノロウィルス が原因と見られます。

1  気温が低く
2  乾燥する
という2つの条件が揃うと、ウィルスは一気に流行します。

これは、気温が低いとウィルスが活発になり、
乾燥していると、空気中に漂って長生きし
ウィルスが繁殖しやすい環境になるからです。

     【 ノロウイルス 】

◆ 潜伏期間・・・・・1~2日
◆ 主な症状・・・・・吐き気、嘔吐、激しい腹痛、下痢、発熱
◆ 感染したら・・・・特効薬はなく水分補給など対症療法が有効
◆ およそ数日で回復するものの、子どもや高齢者は重症化することもある

感染経路は?

 ・ ノロウィルスに感染した食品を通して
 ・ 感染者の手や嘔吐物・排泄物から
 ・ 乾燥したノロウィルスが舞い上がり感染(飛沫感染)

年末に向かって集団感染が増えるのは、
12月に入るとだんだん気温が下がり、免疫力が低下してきます。
年末は生活が不規則になり体調が崩れやすく、多くの人との接触で
感染の確立が高くなるからです。

ノロウィルスの予防と対策

ノロウィルスの対処予防のポイントとしては

① アルコール消毒では効かないので、薄めた塩素系漂白剤で消毒する
② 下痢止めは飲まない方がいい(体外に出すことが必要)
③ 一度感染した人でも再び感染する

こまめな手洗いの徹底が大切ですが、ノロウィルスの予防につながるとして
最近あるタンパク質の効果が注目されています。
母乳の初乳や、ナチュラルチーズに含まれている ”ラクトフェリン” です。

ラクトフェリンの入ったヨーグルトを、週1回食べた人より毎日食べた人の方が
発生率が低かったという調査報告があるそうです。

これはラクトフェリンが体内でノロウィルスにくっつくことで、
活動を防いでいる可能性があるのでは?といわれています。

ラクトフェリンが多く含まれている食品は、
ゴーダチーズ 100g に、100ml以上
カマンベールチーズ 100g に、60ml以上
ですが、加熱すると効果がなくなるので注意。

ノロウィルスの感染対策

感染を広げないための家庭での対策として、
1. 十分な手洗い 2. 塩素系漂白剤 3. 換気 がありますが、
最も気をつけなければならないのが、嘔吐物の処理です。

目に見えなくても、2~3メートルまで飛び散っています。
拭き残した嘔吐物にチリやホコリが付着して、室内に舞い上がり
吸い込んで感染することがあります。
感染を広げないためには「嘔吐物の処理」を正しく知っておくことが大切です。

 《 嘔吐物の処理方法 》

処理に必要なもの・・・使い捨てマスク
           ビニール手袋
           ビニールエプロン(膝より丈の長いもの)
           ビニール袋
           ペーパータオル
           塩素系漂白剤 ⇒ 500mℓのペットボトルでキャップ1杯

処理する際は、事前に窓を開けて空気の入れ替えができる状態で行うこと。
① 塩素系漂白剤を水で薄めた溶剤を用意する
  水 6 ℓ ; 100mℓ (キャップ4杯)漂白剤によって違うので濃度は0.1%にする
② 使い捨ての手袋・マスク・エプロンを着用
  床に膝をつくことがあるので、長めの丈のものがよい
③ ペーパータオル5~6枚を重ねて、1mくらいの外周から内側へ集めていく
④ 拭き取ったペーパータオルは、その都度ビニール袋へ入れて溶剤をかけて浸す
⑤ 外に飛び散らないように縛り、念のため袋を二重にして処理
⑥ 拭き取った場所は、広範囲にペーパータオルで覆い溶剤をかけて浸す
  10分ほど放置したあと、ビニール袋に入れて処理、後きれいに水拭きする
⑦ 手袋は裏返して外し、マスク・エプロンとともに処分する

処理後は石鹸で手をよく洗いましょう。
その他の注意点としては、ドアノブや水道の蛇口なども
薄めた溶液で消毒するとよいでしょう。

アマニ油とは。その効能は?オメガ3の含まれる食材は?

数年前から 「亜麻仁油(アマニ油)」 とか「えごま油」を耳にしてはいましたが、
天然の油で健康に良い、というくらいで詳しいことはよく知りませんでした。

「オメガ3の油」 とどういう関係なのかは、さっぱり??
で、ちょっと調べてまとめてみました。

「オメガ3」というのは、

コレステロール値を下げて、動脈硬化や不整脈の予防につながる、オメガ3脂肪酸 のこと。
アメリカでは2003年に、心臓疾患を減らすためにオメガ3をもっと摂取すべき、
と発表されてから、飲み物やシリアルなどさまざまな健康食品として
ポピュラーになっています。

日本でも2005年厚生労働省で、”増やすべき栄養素”として目標値を設定しています。
この ”オメガ3” を多く含んでいるのが、アマニ油 なのです。

では、アマニ油とは?

亜麻という植物の種子を搾って作る油で、その油分の6割が、オメガ3です。

アマニ油がメタボ対策の食品になった例として、
毎日小さじ1杯相当を摂取し続けた結果、
2ヶ月間で中性脂肪が、-36mg、ウェスト周りが、-1.7cm
といった成果があったそうです。

[ オメガ3の含まれる食材 ]

オメガ3は、体の細胞の原料になる脂肪酸の一つで、体内では作られません。
なので、食事などで摂取する必要があるのです。

  •   アマニ油 (他にエゴマ油、インカインチ油)
  •   植物性食品・・・くるみ
  •   動物性食品・・・さば(青魚)

◇ オメガ3系の油のポイント

 ・ そのまま摂取するか、料理にかけて使う。
 ・ 光・温度・湿度に注意が必要で、冷蔵庫で保存。

アマニ油・エゴマ油は、加熱すると酸化が進むので、炒め油には使いません。
オメガ3は酸素と結びつきやすく、酸化すると中性脂肪や、
悪玉コレステロールの値を低下させる力が無くなってしまい、
エネルギーとして消費されてしまいます。

グリーンナッツから採れるインカインチ油は、
ビタミンEが多く含まれていて酸化しにくいので、加熱もOKです。

◆ アマニ油の一日の摂取の目安は、小さじ1杯 です。

◇ 植物性食品のポイント

くるみのオメガ3を効果的に摂るには
 ・ 細かく砕いて食べる
 ・ たんぱく質と一緒に摂る

くるみは、50~55%が脂肪で、その脂肪の中にオメガ3が多く含まれています。
100gあたりの含有量は、アーモンドやカシューナッツの16倍とずば抜けています。

細かくした方が、細胞壁の中から出やすく吸収率が良いのです。
そのまま食べた場合、口の中で咀嚼(そしゃく)するものの時間がかかるので
場合によっては、オメガ3が体外へ排泄されてしまいます。

くるみに不足しているたんぱく質を、牛乳やヨーグルトに混ぜて食べることで
その他の栄養素も一緒に摂れます。

◆ くるみの一日の摂取は、40g。片手に軽くいっぱいです。
40gで、270kcal、食パン1枚半ほどです。

ナッツアレルギーのある人は、動物性などの他の食品で摂るといいでしょう。

◇ 動物性食品のポイント

・ DHA・EPAと、オメガ3は同じ仲間

サバなどの青魚には、DHAやEPA多く含まれていて
オメガ3と同じ効能があります。

アマニなどに含まれている αーリノレン酸 が体内に入って、
DHA・EPAに変化します。
そこが植物性食品と動物性食品の違いです。

オメガ3が熱せられると、分解して魚と同じニオイの成分が出てきます。
アマニ油を、ドレッシングにしたりそのまま飲んだりするのは、
そういった意味もあるのですね。

◆ オメガ3が効率よく摂れるサバ料理は、ゴマみそや玄米と一緒に食べるのが理想的です。

ゴマ・・・セサミンが酸化を防いでくれる
玄米・・・ビタミンEは抗酸化性が強い

  【 オメガ3の効果的な摂り方 】

くるみ    + たんぱく質 (牛乳・肉)
さば(青魚) + ビタミンE・セサミン (ごま・玄米)

  【 オメガ3の効能 】

中性脂肪・悪玉コレステロールを低下。
ダイエット効果やアンチエイジング効果もあるようです。
脳の発達や骨の発育にいい影響。
抗炎症作用がある。

10月10日は目の愛護デー。眼精疲労の予防と解消法

10月10日は、目の愛護デー です。
1931年(昭和6年)に中央盲人福祉協会の提唱ではじめられた当初は、「視力保存デー」、
その後、1947年(昭和22年)に、「目の愛護デー」と定められました。

10月10日の、1010 を横に倒してみると、眉と目の形になることから
「目の愛護デー」となったようです。

パソコンやTV、ゲームなどで、目を酷使する環境が多い昨今、
「目が疲れた~」と感じる人は、少なくないと思います。

この ”疲れ目” は、放っておくとあまりよくないようです。
疲れ目から眼精疲労が進むと、ドライアイを引き起こします。
ドライアイが重症化すると、視力低下やその他目の病気を
発症してしまうこともあるそうです。

視力が 1.5 でも、実用視力は 0.3~0.7 くらいの場合があります。
これはドライアイの影響によるもののようです。

健康な目は、まばたきをすることで 涙を目の表面に均一に広がらせます。
ドライアイだと、均一にならず凸凹状態です。
この場合目に入る光は拡散してしまい、モノがくっきりとは見えなくなってしまいます。

もともと遠視で ドライアイの私は、
角膜の後面と虹彩(茶色の目部)の間が狭い ”浅前房(せんぜんぼう)” で、
眼球の中を流れる ”房水(ぼうすい)” の通り道 ”隅角(ぐうかく)” が狭く、
眼圧が高くなりやすい → 急性緑内障 になりやすい
と、眼科医にいわれています。

激しい目の痛み、頭痛、吐き気などの症状が出たら要注意。
かといって、びくびく暮らしているわけではありません。
自分の目の状態がどういうものなのか、知っておくことが重要だと思います。
知っていれば、対処もできるから。
対処が早ければ、危険は避けられます。

 <目の疲れの予防>

  •   TVを見るときやパソコンを長時間使うとき、室内の照明は明る過ぎず暗過ぎずに
  •   画面に直接光が入り込まないように
  •   パソコンの後ろ側に照明をあてる
  •   モニターは、目線より下になるように
  •   意識的にまばたきをする(回数をふやす)
  •   加湿器を置いて、適度な湿度を保つ

 <目の疲れ解消法>

  •   1時間に一度、15分程の休憩で、窓から外の景色を見たりストレッチをする
             (副交感神経を作用させてリラックス)
             (遠くを見ると目の筋肉がリラックスする)

  •   目を閉じて休む
  •   まぶたを閉じたまま、目を上下左右にゆっくり動かす
  •   目のツボ、こめかみや後頭部のヘッドマッサージ
  •   40℃程度に温めたタオルをまぶたに置いて、安静に
  •          (目の周りの血行をよくする。ただし夜休む前がいい)

    ものをよく噛んで食べることは、消化にいいだけじゃなく疲れ目にも効果があります。
    ”そしゃく” することによって血流が上がるので、抹消血管の血液の流れを改善します。

    1時間ほどパソコン作業したら、ガムを噛んで窓の外の景色を眺めてリラックスするといいですね。

    目の愛護デーをきっかけに、あらためて目の大切さを再認識し、
    目の健康について、意識を高く持ちましょう。

秋バテとは?秋バテの症状と解消法、秋バテに効く食べ物

猛暑が終わって秋バテに注意!

猛暑がひと段落して、ようやく過ごしやすくなった時期にもかかわらず、
寝つきが悪かったり、お腹の調子がよくなかったりと、
なんとなく体の不調が出ていませんか?

これ、「 秋バテ 」 というそうです。
猛暑の夏バテを乗り切ったのに、なぜ?

この体調異変は、気象と関係があるようです。

「天高く~」のごとく、晴れて空気が澄んでいる今頃の時期は、

  • 日中の最高気温が上がって高い
  • 朝方は、気温がすごく下がっている

というわけで、一日の中での温度差が激しい。
知らずしらずのうちに、猛暑の疲れやダメージを蓄積した身体は、
この寒暖の差で、自律神経に異変を起こします。

自律神経は、
寒いと、交感神経が優位にたって(ストレス)、血管がちぢむ。
暖かいと、副交感神経が優位になり(リラックス)、血管が広がる。
寒暖差で、血管の収縮と拡張をくり返してバランスを崩してしまいます。
これが体調異変を起こす「 秋バテ 」です。

内臓のなかにも血管はあるわけで、血行の悪化が内臓を冷やし
下痢や腹痛の症状が出るのです。 ← 不調の兆し

秋バテの症状

  •  寝起き・寝つきが悪い
  •  肩こり
  •  足のむくみ
  •  肌荒れ
  •  食欲半減
  •  頭痛
  •  下痢・便秘

夏から秋へ変わる時期が、一年のうちで最も寒暖差を感じやすいそうです。

温度差の巾が 10℃ あるとした場合、
夏の、35℃ ー 25℃ は、暑いか少しマシか、のどちらも ”暑いゾーン” にあります。
冬の、25℃ - 15℃ は、寒いか涼しいか、のどちらも ”寒いゾーン” にあります。
秋の、最高気温 30℃ ー 最低気温 20℃ は、”暑い” か ”寒い” かのどちらかになり、
体感的には、広がりが大きく感じてしまうのです。
なので、寒さ対策の 「温活」 が必要なのですよ。

秋バテの解消には ” 温活 ”

自律神経の異変で血行が悪くなっているので、循環よくするために
「温活」が効果的です。

    [ 温活 ]

温食・・・食べ物や飲み物は、常温以上に。
夏の疲れで胃腸が弱っているので、暑い夏の食生活のままだと胃腸を壊します。
ショウガや七味など温め効果が持続する食べ物を。
<体の中から温まる食材>
もち米・ねぎ・ショウガ・鶏肉・栗

温浴・・・38~40度のぬるめの湯にゆっくりつかる。
低い温度は、血管を広げて体温も上昇。
熱いのはダメ。40度を境にして、交感神経と副交感神経が入れ替わります。

温眠・・・お腹・腰・太ももを温める。
お腹周りは主要な臓器が多く、冷やさないように。
首・手首・足首には、表面を太い血管が通っているので
環境の変化を受けやすく、冷やさないようにする。

秋バテ解消の ” 指先マッサージ ”

指先に溜まった血液を、全身にいき渡して血液の循環をよくします。

◇ ほおずき揉み
爪の横と指の腹を、ほおずきを揉む程度の力で刺激する
◇ 指組み
両手の第一関節を、合せて組んで軽く握り、1分間キープ

テレビを見ながらでも、通勤途中でも、いつどこでも手軽にできますね。

秋バテ解消の ” タオル体操 ”

筋肉に溜まった血液を、心臓の方にもどします。

◇ お腹周り、太もも、首、など、こするだけじゃなく、筋肉を揺らすようにします。

秋バテの対策は

昼間が短く、日照時間は少なくなっています。
出かけるときは暑くても、夕方以降はグンと涼しくなりますから
一枚羽織るものを、準備していきましょう。

通常は冷え性じゃなくても、知らず知らずのうちに自律神経に負担がかかっています。
身体にゆとりの持てる生活を心がけましょう。

夏風邪の症状と治し方。子供の長引く夏風邪や高熱に注意

寒い冬の乾燥した時期には、よく風邪やインフルエンザに
かかってしまう事があります。

夏も、クーラーで冷えて冬と同じような風邪をひいてしまうから、
夏風邪、というのかと思っていました。
ところが、冬にひく風邪と夏風邪とは、ウィルスも感染の仕方も違うようです。

冬の低温・乾燥した環境で活発になる ”コロナウィルス” などとちがって、
夏風邪のウィルスは、 ”アデノウィルス” や ”エンテロウィルス” のように
高温多湿を好むのが特徴です。
経口感染や接触感染が、主といえるでしょう。

夏風邪の症状は、
発熱とともに、①腹痛や下痢
②喉の痛み
この二つが主な症状といえます。

”エンテロウィルス” は、胃酸に強く、腸内で増殖するので
感染すると、発疹と下痢症状をおこします。

子どもに多い手足口病は、エンテロウィルス属が原因で、
口腔内に潰瘍ができたり、手のひら、指、足などに、
水疱の発疹がみられます。

高い熱はあまり出ないようですが、大人もかかることがあって、
子どもに比べて 高熱など症状が重くなるようです。

咽頭結膜熱、俗にいうプール熱は、 ”アデノウィルス” の感染でかかります。
発熱とはげしいのどの痛み、扁桃が赤く腫れて炎症し、
眼が充血して、結膜炎を伴います。

夏風邪の予防のために
夏風邪は、冬の、くしゃみや咳による飛沫感染とちがって
経口感染・接触感染が原因のことが多いようです。

・手をよく洗うこと
・外出先から帰ったら、うがいと目薬の徹底を
・タオルの使い回しをしないこと (多湿で不潔な環境は、菌を増殖させる)
・プールに入ったあとは、シャワーでしっかり目や身体を洗い流す
・睡眠不足に注意 (暑い夏の時期は、体力が衰え気味で免疫力も低下する)
・クーラーなどで冷やしすぎない
(室内と室外の気温の差や、湿度差が大きいと免疫力が落ちる)
・水分補給と栄養をしっかりとる

夏風邪にかかってしまったら・・
風邪のウィルスに対する薬というのは、残念ながら無いのです。
高熱で身体の手足が痛くなるようなら、解熱剤を使います。
その他痛みの症状を、緩和させる薬はあります。

睡眠を十分にとって、体力と免疫力を高め
自然に治るのを待つ、のが一般的です。

喉の痛みがひどくて 飲食ができなかったり、
下痢がひどいと、脱水症状に陥りやすくなります。
十分な水分補給が必要ですね。

また あまり食欲がなくても、免疫力を高めるには
体力をつけなければなりません。

夏風邪の食事は?
納豆や、ヨーグルト、チーズ、キムチなどの発酵食品は、
免疫を活性化したり、腸内を整えてくれるので、お勧めです。
ショウガも、発汗を促し免疫力を高めてくれるので、
夏季の体力維持にかかせません。

熱帯夜での睡眠不足や、暑さによる体力消耗、食欲不振などで
夏風邪を、長引かせてしまうことが、多いようです。
予防や対処を しっかりと知っておくことが大事です。

熱中症対策の飲み物とグッズ、食べ物で効果的なものは?

熱中症は、梅雨の時期や梅雨明け後に 多発するそうです。
気温が27~28℃でも湿度が高く、体内の水分量が少なくなっているのに気づかないから。
自覚症状がないまま、 「かくれ脱水」 にかかってしまうことが原因です。

もちろん猛暑も要注意で、気温が上がりはじめても すぐには身体は追いつきません。
猛暑が続いた3~4日後に、自律神経が反応するようになるのです。

熱中症対策の飲み物

まず、こまめな水分補給でしょう。熱中症注意

  •  スポーツドリンク

必要な栄養素が入っていて 体内への浸透力もあり
熱中症対策の飲み物として、水よりも効果的です。

けれど、がぶ飲みし過ぎるのは、要注意です。
糖分の取り過ぎで、血糖値が上がる可能性があります。
なにより、コストがかかりますね。

  •  経口補水液

手作りの 「経口補水液」 を、作りおきするといいですよ。
基本の経口補水液の作り方は、

<経口補水液>
水・・・1リットル
砂糖・・40グラム (大4.5)
塩・・・3グラム (小1/3)
レモン・・適量

わたしはあまり甘くない方がいいので、砂糖はもう少し少なめにしています。
空きペットボトルに入れて常備しておくとよいでしょう。

  •  麦茶

お茶は、利尿作用があるので不向きですが、 ”麦茶” なら大丈夫です。
麦茶には 茶葉のカフェイン成分が含まれていないので、幼児にも安心です。
体温を下げたり、血流を改善する効果もあります。

熱中症対策グッズ

熱中症対策のグッズも、ここ数年でグンと増えましたね。
熱中症の初期対策として効果的なのが、
「首」や「脇の下」、「脚の付け根」など、大きな血管を冷やすことです。

  •  首筋や頭に巻く ”冷却スカーフ” 、
  •  保冷剤入れのついた ”冷却ベスト”

炎天下の工事現場での作業にも、とても重宝しますね。

  •  クールマットや枕

熱帯夜で睡眠不足にならないようにすることも大切です。
手近なもので いつでも手軽に体を冷やすには、
大小の保冷剤を、常に冷凍庫に準備しておくといいでしょう。

熱中症対策の食べ物

わたしは、梅干しきゅうり(塩で板擦りしたもの)を冷蔵庫に常備しています。
適度な塩分と水分がありますよ。

人は寝ている間にも、ずいぶん汗をかきます。
朝起きたときは、すでに軽い脱水状態となっているわけです。
朝の涼しいうちに散歩、といっても、まず水分や塩分を取ってからが大切です。
梅干し1個食べるだけでも、ちがいますよ。