未分類」カテゴリーアーカイブ

バレンタインデーの変遷と世界のバレンタイン事情

2月14日は、「バレンタインデー」です。
女性が男性に、愛の告白としてチョコレートを贈る習慣となっていますね。
チョコレート
バレンタインデーの発祥はイタリアで、
ローマ帝国時代のキリスト教司祭バレンタインが、
恋人たちの仲を取り持ったことに由来しているようです。

バレンタインデーの変遷

日本ではいったいいつ頃から始まったのかな?と、記憶を紐解いてみると。。

1965年~1968年(昭和40年~43年)頃には、すでに流行ってましたね。
ただその頃はまだ、秘めた愛を告白する為、という意味あいが
濃かったように思います。

好きな男性の机やロッカーにチョコレートを偲ばせる、といった具合に。
それも そっと、ね。
女性の一大決心が現れていました。

1970年代には、女子から男子へ親愛の情を込めたチョコレートを贈る形式が
すっかり定着していました。

1980年代は、バレンタインデーのお返しとして「ホワイトデー」が定着します。
当時男性から女性へ贈るのは、マシュマロでした。

6~7年前だったか、年下の友人からホワイトデーに ”ケチャップ”を
貰ったことがあります。
旅先で名産のケチャップを見つけた、とのことでした。
これが美味しかったんです。

ユニークでしょ?
こういうのも アリだと、わたしは思いますよ。

1980年後半から1990年代には、上司や友人に贈る「義理チョコ」が定着。
最近では、社内で義理チョコ配布禁止 といったところが増えているようです。

2000年に入ると、女性の友だちどうしで贈る「友チョコ」が広まりました。

数年前からは、「自分チョコ」がかなり」増えました。

百貨店などでは 特設開場が設けられるようになって、
期間限定で、そこでしか手に入らない輸入の高級チョコレートがあり
スイーツ好きの女子には、たまらなく魅力なのです。
choko

世界のバレンタイン事情

バレンタインデー発祥の地イタリアでは ≫ 男性が女性に贈ります。
                     代表的なプレゼントは、花。

アメリカやヨーロッパ各国では ≫ 男女問わず恋人や親しい人に。
                 カードや花・プレゼントを贈ります。

ロシア  ≫ 2月14日は、「恋人たちの日」
       2月23日の「祖国防衛軍の日」には、女性から男性に。
       3月8日の「国際婦人デー」には、男性から女性へ贈ります。

中国  ≫ 2月14日と旧暦7月7日の、2回バレンタインデーがあります。
      バラの花を贈るのですが、本数によって伝える気持ちが変わります。
      1本 ⇒ オンリーワン
      7本 ⇒ 秘めた愛
      108本⇒ プロポーズ

韓国  ≫ 日本と同じで、女性から男性にチョコレートを贈ります。
      4月14日は、「ブラックデー」
恋人がいない男女が黒い服を着て集まり、黒いジャージャー麺を食べる日

節分の日豆知識。由来・日にち・豆まき・料理

2月3日は、「節分の日」。
と、節分の”日”は不動とずっと思っていました。
けれど、常に2月3日とは限らないそうです。
知らなかった。。
節分

そもそも節分とは

読んで字の如し、「季節を分ける」ことを意味しています。
季節の節目の、立春・立夏・立秋・立冬の前日のことを指すので、
本来は1年に4回あるものです。
それが、立春を一年の始まりと考えられて、
その前日を指すようになったそうです。

節分の由来

古くから季節の変わり目には邪気が生じると考えられていて、
それを追い払うための行事が行われました。
一年の邪気(鬼)を取り払って、新たな一年に福を取り込むための行事です。

節分の日の”日にち”

現在は、2月3日です。
これは、1985年から2020年までで、
1984年までは、閏年には、2月4日
2021年からは、閏年の翌年が、2月2日となります。
”4”で割り切れても閏年とならない、1900年・2100年などの翌年は、
1日遅れて2月3日となります。

節分の日の豆撒き

豆は、「魔滅」に通じるところから、
邪気(鬼)を追い払うために、豆を撒くようになりました。
また、「魔目」ということで、
鬼の目をめがけ、豆をぶつけて退治するということです。

豆撒きは、その年の干支生まれの「年男」が撒きます。
地域によっては、厄年の男女が撒くところもあるようです。

豆は、炒ったものを使います。
これは、「炒る」が、⇒「射る」に通じることからで、
生の豆だと、拾い忘れた豆から芽が出て、縁起が悪いとされているからです。

炒る”火”で鬼を封じ込めて、豆を食べることで”鬼退治”となるのです。

節分の日にすること

節分の日には、豆撒きの他にもいろいろな風習があります。
これは地方によっても異なるようです。

一般的には、
 ∇ 鰯の頭を柊の枝に刺して、玄関先に立てる
 ∇ 炒った豆を神棚にお供えする
 ∇ 豆撒き
 ∇ 年の数の豆を食べる
 ∇ 恵方巻きを食べる

鰯(イワシ)は、鬼が嫌いな臭いなので近寄らせない、
柊(ヒイラギ)は、葉のトゲで鬼の目を刺す、という意味です。

神棚がなければ、目線より上の位置にお供えすればよいでしょう。

年の数というのは数え年のことで、満年齢に1足した数。
丈夫な体で無病息災を願います。

恵方巻は、その年の恵方を向いて、巻き寿司1本をそのまま食べます。
福を巻き込む、福を切らない、という縁起かつぎで、
関西の海苔問屋のイベントから始まったものです。

2014年の恵方は、東北東、です。

節分の日の料理

あまり知られていませんが、節分そば、というのがあるそうです。
昔は立春が年の始めだったので、節分は、前日の大晦日となるわけで、
年越しそばと同じ意味合いなのだそうです。

我が家の節分の日は、節分ゆかりの、大豆・イワシ・巻き寿司、を献立にします。

  •  巻き寿司
  •  アサリの味噌汁か鰯つみれ汁
  •  イワシは、和・洋・中、そのときの気分次第ですね。

     ・ 和・・・鰯の蒲焼き
     ・ 洋・・・小鰯のから揚げ ケチャップソース
     ・ 中・・・小鰯の五香粉揚げ

  •  和なら、五目豆・ホウレン草の胡麻和え又は白和え
  •  洋なら、ホウレン草と豆とちりめんのサラダ
  •  中なら、ニラと春雨の卵スープ  など

年中行事には、無病息災を願うものが多いですね。
家族の健康と多幸を祈って、家族皆で楽しみながら節分行事をしましょう。

トクホとは?どんな商品があるのか。その効果は?

10数年ほど前、2002年に健康増進法という
国民の健康・増進を目的とした法律ができてから、
年々健康志向が高まってきていますが、
「トクホ(特保)」 という言葉もよく耳にしますね。
tokuho

トクホとは?いったい何?

スーパーへ行くと、 ”トクホ” マークの商品がかなりありますね。
正式名称は、 「特定保健用食品」 です。

なんとなく、 ”健康にいい” 食品なんだなっていうのは分かります。
けれど、何がどういいのか、具体的なことは正直分かりません。

で、ちょっと調べてみると・・・
ここ10年ほどかと思いきや、意外と前からできていたんですね。

生活習慣病にかかりそうな人の、健康の維持促進に役立つよう工夫した食品で、
1991年(平成3年)に制度が導入され、2009年9月には
厚生労働省から消費者庁に移管されました。

商品が開発されたのは、1993年(平成5年)です。
第一号食品はというと、
ミルク、だったそうです。

健康食品というよりは、「ミルク」 は腎臓病、
「米」 はアトピー疾患のため、というように、
疾病用としての食品だったようです。
現在は、別の分類に入っていてトクホではないそうですが。。

食生活の改善のために役立つことが科学的に証明され、
表示することが消費者庁に認められた食品が、
「特定保健用食品」 です。

ではどうすればトクホ商品と認められるのでしょうか?

様々な条件があって、全て満たせば許可が取れるそうです。

     1 商品の研究・開発
       ↓
     2 データと共に消費者庁に申請
       ↓
     3 審査
       ↓
     4 許可取得

という流れになるわけですが、いくつかの条件というのが、

・ 科学的に証明されていること
・ 健康維持・促進の目的
・ 一般的な食品であること
・ 安全なものであること

などなど細かい条件がたくさんあって、審査も厳しく取得するのに、
早くて半年、10年以上かかる場合もあるそうです。

それでも年々増え続けるのは、トクホ市場がゲーム市場と同じくらいで、
オリンピックの予算規模を上回るほどの、高い経済効果を生み出すからなのです。

ヒット商品に重要な要素になっていて
2008年にメタボ検診が義務化されてから急上昇し、
2013年9月現在では、1077品目あります。

  《 主なトクホの種類 》

 おなかの調子を整える・・・・・371 品目
 血糖値が気になり始めた方・・・169
 コレステロールが高めの方・・・144
 血圧が高めの方・・・・・・・・126
 中性脂肪が気になる方・・・・・119
 虫歯の原因になりにくい・・・・ 86
 骨の健康が気になる方・・・・・ 53
 ミネラルの吸収を助ける・・・・・9
              計 1077

このように、トクホは目的別に分類されています。
パッケージの裏をよくみると分かりますよ。

~ 血糖値が気になる方に適した飲み物です・・
~ 血圧が高めの方に適した・・
~ 体脂肪が気になる・・
~ カルシウムが骨になるのを助ける働き・・
~ お腹の調子を良好に保ちます・・

などと、ちゃんと書かれてありました。

トクホの効果

トクホは誰がとってもいいの?
子どもから老人まで、誰でもOKです。
健康水準で、境界域の人に効果ありです。

トクホ食品はとればとるほどいいの?
そういうわけでは、ありません。
多量に摂取することで、疾病が治ったり健康増進できるものではなく、
1日の摂取目安があります。

薬ではなく、あくまでも健康のサポート食品です。
自分の目的をはっきりと意識して、上手にトクホを利用しましょう。

食生活は、主食・主菜・副菜を基本にして、バランスのよい食事を!

”燃える氷”のメタンハイドレートは、日本を変える”夢の資源”

2013年3月、愛知県沖のおよそ1300メートルの海底から天然ガス採取、
という世界初の快挙を、日本が成し遂げました。
海底掘削船「ちきゅう」が採取した、”メタンハイドレート”は、
日本近海一帯に、およそ100年分ぐらいの埋蔵があるらしく、
日本のエネルギー問題解決の切り札になるといわれています。

では、メタンハイドレートって・・?
メタンガスと水が結晶化した物質で、「燃える氷」と呼ばれたりします。
CO2排出量は、石油の70%、燃えた後は水が残るだけなので、
地球にやさしい次世代エネルギーとして期待されているのです。

そもそもメタンハイドレートは、
海底に堆積した生き物の死骸から出たメタンガスが、
海の底の冷たい地層と高い水圧で、氷のように固まったもの。
いわば、”凍ったガスの塊”で、
深海の底や永久凍土の地下に、存在するそうです。

けれどこれまでは、それをどうやって取り出すか
という問題を、解決できずにいたわけです。

そこで、開発された画期的な方法が、
∇ 海面から1300メートルまでパイプを下ろし、
∇ メタンハイドレートのある層に井戸を掘って、
∇ 水を汲み上げて圧力を下げる(減圧)
∇ 固体であるメタンハイドレートを、メタンガスと水に分解する

この減圧法という方法により、メタンガスだけを取り出すことが可能になったのです。
海底から固体のまま取り上げるより、
ガスにして管の中を吸い上げる方が、量が多く取れるのです。

日本は周辺が海で、ハイドレートは膨大にあると推測され、
この快挙に政府も大いに期待をよせているとか。
5年後の商業化を目指して、開発加速に力を入れていくそうですよ。

世界初の成功、そのすごさとは・・?
これまで、日本のエネルギーは、96%が輸入に頼っているそうです。
世界で天然ガスの輸入量が一番多く、しかも一番高い値段で買っているのだとか。

メタンハイドレートは、
触ると冷たい氷のような物質で、火をつけると燃えます。(だから燃える氷)
メタンハイドレートから得られるガスは、
およそ、 固体で1㎥ ⇒ メタンガス約160~170㎥ で、
都市ガス・発電燃料・天然ガス車・燃料電池など、
さまざまなエネルギーとして利用可能です。

3000メートル下まで掘削する海底油田に比べれば、はるかにラクで
しかもその技術は、日本が世界のトップだそうです。
この技術さえも”売る”ことができ、
何百億とかかっていた開発費用も元が取れて、利益が出るかも。
そうなると、私たちにとってはガス料金・電気料金が安くなる。。
10年くらい先の話ですが。。

課題として、採算コストなど経済的な問題はあるようですが、
メタンハイドレートの良い点は、
◇ 国産エネルギーの確保
◇ 石油や石炭に比べて燃焼時の二酸化炭素CO2の排出量が少ない

今の技術のままでは、輸入価格の3倍以上かかってしまい、
より採取量を増やすための技術革新が、不可欠です。
改良を重ねて、5年後には生産技術を確立して、
さらに3~5年くらいで国産燃料として生産、となるのでしょうか。

国産エネルギーがあることで、選択肢が増え、
言い値で買わざるを得なかった「石油」や「石炭」などの
価格交渉ができるようになる、可能性があるわけです。
日本を変える”夢の資源”ですね。