月別アーカイブ: 2013年6月

美容と健康にいい ”菌活”

女性誌などで取り上げられ話題となった 「菌活」 に、注目が集まっています。
ちょっとした心がけで、美容と健康に役立つのです。

菌といっても、 ”体に良い働きをする菌” を、積極的に体内に取り入れて
健康を維持する食生活を継続するのが、 「菌活」 です。

じつは誰でも自分の腸の中に”菌”を持っています。
この菌をうまく育てて活用するのもポイント。
摂取する菌は3日ほどで排出されるので、食べ続けることが重要なのです。

身近で手軽に取り入れられる菌の種類には、
 ・ キノコ類 (しめじ・エノキ・マイタケ・しいたけ)
 ・ 納豆菌  (納豆)
 ・ 乳酸菌  (ヨーグルト・チーズ)
 ・ 麹菌   (みそ・しょう油・塩麹・甘麹)
があります。

キノコ類は、
ビタミンBが豊富で、肌荒れ解消など美肌効果があります。
食物繊維の働きで腸内環境を良い状態に保って、免疫細胞が活発になり
免疫力がアップ。
低カロリーなので、ダイエットにもいいですね。

納豆菌は、
大豆を原料とした発酵食品の ”納豆” を作るときに使う菌。
大豆には、たんぱく質やビタミン・ミネラル・脂肪などが、
バランスよく含まれていて、納豆菌でそれらが分解されて
消化吸収されやすい状態になります。
また血栓を溶かす酵素が含まれていて、血液がさらさらになり
血管の若さを保ちます。

乳酸菌は、
菌の種類がたくさんあり、それぞれ働きに特徴があります。
整腸作用に優れた 「LB81」
脂肪の吸収を減らしてくれる 「ガセリ菌SP株」
花粉アレルギーの症状緩和によい 「L-92」
ナチュラルキラー細胞を活性させて、免疫力を高める 「r-1」
胃がんの発生原因とされるピロリ菌の活動を抑制する効果のあるのが 「LG21」

味噌やしょう油を作るのにかかせない 麹菌は、
酵素の働きで、たんぱく質やでんぷんなどの細胞を分解して、
消化吸収の補助となります。

わたしの菌活レシピはというと・・
毎朝のヨーグルトは かかせませんね。
このとき、きな粉かハチミツをかけるのがポイントです。
きな粉やハチミツにはオリゴ糖が含まれていて、整腸作用のあるビフィズス菌を
増やしてくれます。

塩麹としょうゆ麹は常備しています。
鶏肉や魚に塩麹を漬け込むと、本当に柔らかくて旨味が増しますよ。

しょうゆ麹は、ゆで卵を漬け込んだり、そのまま豆腐にかけたり、
もろきゅうにしたりと、凝ったレシピじゃなくても十分です。

もう一つ、塩麹キノコを作っておいて、豆乳に入れてスープとして食べます。
カップ1杯程度をレンジで1分秒ほど加熱するだけなので超簡単です。

シンプルだから毎日続けられます。

住宅ローンは、変動金利型と固定金利型のどっちがいい?

長期の金利上昇にともなって、大手銀行4行が住宅ローンの金利を引き上げてから
ここ最近 マンションや住宅を購入しようとする人が増えています。
消費税増税の動きもあり、住宅購入にはかなりの痛手となります。
そこで早めに購入を検討する 駆け込み需要が広がっているのです。

その場合、悩むのが住宅ローンの選び方ですね。
35年のローンで変動金利を考えたとしても、
金利が上がったら固定の方がよかったのでは・・?
と、どっちがいいのか迷います。

住宅ローンの中で、低い金利がウリの「変動金利型」は、
当面の返済額は安く済むけれど、金利が上がった場合返済額が高くなるリスクがあります。
一方「固定金利型」は、
月々の返済額は一定だけれど、変動型に比べ契約時の金利はやや高めに設定されています。

では、金利の低い今なら、「変動型」がいい・・?
けれど、意外と知らない”住宅ローンの新常識”があるのです。

返済期間が長く借入額も大きい住宅ローンは、金利の影響も大きいですね。
一般的な住宅ローンの”平均像”はというと、
   ☆ 30代夫婦、子ども2人
   ☆ 世帯年収、600万円
   ☆ ローン総額、3000万円
   ☆ ローン期間、35年
   ☆ 月平均返済額、8万~10万円

住宅ローンの種類には、「変動金利型」と「固定金利型」がありますが、
固定金利型には、「全期間固定金利型」それに「固定金利期間選定型」というのがあります。
「変動金利型」は、
◇ 景気の影響を受けやすく返済額が未確定
◇ 半年に1回金利の見直しのタイミングがある
⇒ 借入額が1000万以下の人、返済期間が10年以下の人に向いているといえます。

「全期間固定金利型」は、
◇ 月々の返済額が一定
◇ 契約時の金利は変動型より高い
⇒ 将来のリスクを減らしたい安定志向の人に向いているでしょう。

ちなみに住宅ローンの金利タイプ別の利用状況は、
2012年10・11・12月では 変動が52~57%、固定が42~47%で、
2013年1月頃から、変動が46~47%、固定が52~53%、と固定を選択する人が増えています。
アベノミクスの影響で、景気がよくなったら金利が上がっていくのでは?
と、今のうちに、固定型を選ぶ人が徐々に増加しているのです。

では本当に「固定金利型」がいいの・・?
固定金利でも「固定金利期間選定型」というのがあります。
◇ 一定期間(2年・5年・10年など)は固定で
◇ 期間が過ぎると、固定か変動を選択
⇒ 返済期間が20年以下の人、安心とおトク両方取りたい人向き

金利のしくみを見てみると、日銀は政策金利で0.25%ずつ上げていきます。
これは本当に景気が良くなってからで、長期金利の場合、
これから景気がよくなりそうだ、という見越しで上げていきます。
実際に景気がよくなる前に、先に上がっていくわけです。
いつのまにか変動型が固定型を抜いてしまうことがあるかもしれません。
じゃあその時に切り替えればいいのでは、というとそうでもなく
その時点で 固定型も上がっているかもしれないのです。

そこで、「固定金利期間選定型」のなかの「10年固定金利型」に注目してみましょう。
これは、
◇ 長期ローンの最初の10年間を固定金利
◇ (ほとんどの銀行で扱っているので)競争が激しく割引幅が大きい
⇒ これからローンを組む人にはおススメといえます。

5月の時点で、変動型の金利が0.875%、固定が2.25%、10年固定金利型は1.4%です。
けれどじつはこの金利1.4%は、新規向けで、
今ローンを組んでいる人が”切り替え”となると、固定とほぼ同額くらいになってしまいます。
その場合銀行の手数料は、5250円(ネット手続きは無料となる場合もあります)
別の銀行へ”借り換え”にすると、手数料は50万~60万円ですが、
新規扱いとなって、金利は1.4%です。
長期でみると、この手数料も問題ないといえるのではないでしょうか。

現在「全期間固定」以外で、金利2%以上で借りている人には、かなりおススメですね。

大手銀行は、3ヶ月連続で住宅ローン金利を引き上げると発表しました。
7月にはさらに 0.1~0.2%上がっている・・?
住宅購入をお考えで、住宅ローンを選ぶ際のご参考になさってください。

熱中症は梅雨どきこそ注意したい!

熱中症
暑い夏が近づくと、「熱中症」というのをよく耳にするようになりますね。
今年は寒暖の差が激しく、早い時期から熱中症が増えて、
すでに、去年の3倍にも及んでいるそうです。
暑さに慣れていない時期に けっこう多いのです。

熱中症は、どういう状況で発症するのでしょう?

 ① 気温が高い
 ② 湿度が高い
 ③ 風が無い

どれか当てはまる日は注意が必要です。
※ たとえばスポーツの試合なども、
・ 気温が・・度以上
・ 湿度が・・%以上
・ 風速が・・m以内の時
には、行わないと決められている場合があるようです。
天気が良い日に限らず、気温が25℃以上なら気をつける必要がありますね。

梅雨こそ注意したいのは、どうしてなのか?

・ 湿度が高いと、汗が蒸散しないので 体温が下がらなくて熱がこもってしまいます。
・ 汗を蒸発させるときに体の熱を使って、体温を下げるわけです。

気温が30℃以下でも、熱中症患者が多く出ているのは、こういったことがあり
毎年6月になって増えているそうです。
部屋を閉めきることの多い梅雨の時期にこそ、注意が必要なのです。

では、室内に居るときは何に気をつけたらいいのでしょうか

 

  •  閉めきった無風の室内が一番危険
  •  体にこもった熱を下げる必要があるので、窓を開けて風を通すことをこころがける
  •  濡れタオルで「首筋」「脚の付け根」など、大きい血管を冷やすことで熱中症の予防になる

熱中症について知っておくべきこと

症状の目安は初期症状として、

「クラクラする」「めまいがする」「足がつる」
「頭痛」や「吐き気」「体がだるい」となると、要注意です。

初期の対処は(意識がある場合)、

・ 部屋を涼しくして、頭より足を高くして休む
・ 無理なく水分が取れるなら、水分補給をする
(利尿作用のない麦茶やミネラルウォーター)

水分の効果的な取りかたは、/h3>
水分補給
コップ1杯(250cc)を1時間に2~3杯 ゆっくり飲む ← 吸収率を上げるため

冷たい物を一気に飲むと、お腹をこわす可能性があるので注意しましょう。

汗と一緒に出たミネラルを補給するために 塩分を取ることも必要です。(塩飴など)
わたしは、塩で板擦りしたきゅうりを2~3本冷蔵庫に冷やしておいて、
おやつ代わりに食べたりします。
水分と塩分と両方取れますよ。

熱中症にならないために気をつける 日々の予防は、

  •  1日1.5ℓ~2ℓを目安に、こまめに水分補給をすること
  •  外出の際は、翌日がどんな天気なのか常にチェックし、気温が高そうならペットボトルなどを1本余分に用意して、すぐに飲めるようにすることも大切です。
  •  エアコンで気温を下げるだけでなく、湿度を下げるために扇風機を併用して風の流れをつくる

汗のかき方も 体調維持には大切で、意識して注意してみましょう。

良い汗のかき方

・ 体全体で汗をかく(体温を下げる効果がある)
・ 汗がさらさらしている(風などで汗が蒸発しているから)

悪い汗のかき方

・ (ワキの下やお尻など)一部分だけ汗をかく(体温を下げる効果がなく気温が高いことが原因の可能性)
・ 汗がベタベタしている(湿度が高く風が無い証拠)

また子どもが暑いのに汗をかいていないときは、汗が出切ってしまっている可能性があり
熱中症となる危険もあります。
周りの大人が十分注意してあげることが大切ですね。

”燃える氷”のメタンハイドレートは、日本を変える”夢の資源”

2013年3月、愛知県沖のおよそ1300メートルの海底から天然ガス採取、
という世界初の快挙を、日本が成し遂げました。
海底掘削船「ちきゅう」が採取した、”メタンハイドレート”は、
日本近海一帯に、およそ100年分ぐらいの埋蔵があるらしく、
日本のエネルギー問題解決の切り札になるといわれています。

では、メタンハイドレートって・・?
メタンガスと水が結晶化した物質で、「燃える氷」と呼ばれたりします。
CO2排出量は、石油の70%、燃えた後は水が残るだけなので、
地球にやさしい次世代エネルギーとして期待されているのです。

そもそもメタンハイドレートは、
海底に堆積した生き物の死骸から出たメタンガスが、
海の底の冷たい地層と高い水圧で、氷のように固まったもの。
いわば、”凍ったガスの塊”で、
深海の底や永久凍土の地下に、存在するそうです。

けれどこれまでは、それをどうやって取り出すか
という問題を、解決できずにいたわけです。

そこで、開発された画期的な方法が、
∇ 海面から1300メートルまでパイプを下ろし、
∇ メタンハイドレートのある層に井戸を掘って、
∇ 水を汲み上げて圧力を下げる(減圧)
∇ 固体であるメタンハイドレートを、メタンガスと水に分解する

この減圧法という方法により、メタンガスだけを取り出すことが可能になったのです。
海底から固体のまま取り上げるより、
ガスにして管の中を吸い上げる方が、量が多く取れるのです。

日本は周辺が海で、ハイドレートは膨大にあると推測され、
この快挙に政府も大いに期待をよせているとか。
5年後の商業化を目指して、開発加速に力を入れていくそうですよ。

世界初の成功、そのすごさとは・・?
これまで、日本のエネルギーは、96%が輸入に頼っているそうです。
世界で天然ガスの輸入量が一番多く、しかも一番高い値段で買っているのだとか。

メタンハイドレートは、
触ると冷たい氷のような物質で、火をつけると燃えます。(だから燃える氷)
メタンハイドレートから得られるガスは、
およそ、 固体で1㎥ ⇒ メタンガス約160~170㎥ で、
都市ガス・発電燃料・天然ガス車・燃料電池など、
さまざまなエネルギーとして利用可能です。

3000メートル下まで掘削する海底油田に比べれば、はるかにラクで
しかもその技術は、日本が世界のトップだそうです。
この技術さえも”売る”ことができ、
何百億とかかっていた開発費用も元が取れて、利益が出るかも。
そうなると、私たちにとってはガス料金・電気料金が安くなる。。
10年くらい先の話ですが。。

課題として、採算コストなど経済的な問題はあるようですが、
メタンハイドレートの良い点は、
◇ 国産エネルギーの確保
◇ 石油や石炭に比べて燃焼時の二酸化炭素CO2の排出量が少ない

今の技術のままでは、輸入価格の3倍以上かかってしまい、
より採取量を増やすための技術革新が、不可欠です。
改良を重ねて、5年後には生産技術を確立して、
さらに3~5年くらいで国産燃料として生産、となるのでしょうか。

国産エネルギーがあることで、選択肢が増え、
言い値で買わざるを得なかった「石油」や「石炭」などの
価格交渉ができるようになる、可能性があるわけです。
日本を変える”夢の資源”ですね。