小さな ”吸血鬼” 、蚊は、わたしにとっては大きな ”敵” です。
蚊に限らずですが、どんな小さな虫でも、刺されたら大変!
信じられないくらいに、赤く大きく腫れあがります。
たかが 蚊(虫)とは侮れません。
蚊が媒介する主な感染症には、
・ 日本脳炎・・・発症すると発熱・嘔吐、最悪の場合死に至ることも。
・ アジア・中南米・アフリカなどでは、マラリア・デング熱
マラリアは毎年65万人もの死者が、
デング熱は、毎年5000万人の患者が発症しているといわれています。
こういった生命や健康を脅かす衛生害虫です。
蚊は、気温が25℃~30℃になると、活動が活発化します。
ただ、カンカン照りの晴の日は苦手らしい。
夕立後や、熱帯夜に活発に活動します。
というのも、
雨が降ると、水たまりができる
↓
産卵場所が増える
↓
卵を産む準備で、血を吸う
蚊のメスが、必要なタンパク質を得るための栄養補給で、吸血するのです。
空梅雨が続いた後の、猛暑と豪雨は、
蚊にとっては 活動にもってこいの環境になって、
活発化する可能性が、大となります。
では、蚊に刺されやすい人は、どんな人でしょう?
蚊は、熱と二酸化炭素と水分に寄ってきます。
お酒など、アルコール類は、体内で分解されて二酸化炭素になります。
水分=汗、多量の汗では蚊は止まれません。
汗を拭いて、再び出てきた汗に引き寄せられます。
じわっと汗をかいた状態の、皮膚表面の水分量が多い方が、
寄ってきやすくなります。
したがって、蚊が近づく三要素がある人が刺されやすい。
体温・・・高めの人
汗・・・・かきやすい人
二酸化炭素・・・飲酒する人
その他、白い服より黒い服の方に、蚊は多く集まるようです。
これは、蚊は暗い場所(色)を好み、スズメバチと同じで
黒など暗い色を見ると攻撃的になるのだそうです。
白より黒の方が熱を吸収しやすいので温かいといのもあるようです。
薄い色の服を選んだほうが良さそうですね。
蚊に刺されたら、
血を吸い終わるまで待つ、のがよいそうです。
蚊は刺すときに、唾液を体内に送り込みます。
この唾液が、痒くなる原因なのです。
吸っている間にたたいて潰すと、唾液が体内に残って痒くなります。
唾液は、血液を固まらせずさらさらのままにする成分で、
蚊にとって吸いやすい状態にしています。
お腹いっぱいになると、そのまま自分に回収するので
吸い終わるまで待てば、痒みは少なくなるわけです。
保冷剤などの冷たいものを当てると、痒みを和らげるのに効果的です。
脳は、刺激に対して優先順位をつけていて
身体を守るために、 「かゆみ」 より 「冷たさ」 を優先するのです。
※ 刺激の優先順位 1. 痛い 2. 熱い 3. 冷たい
赤ちゃんは、大人より体温が高いし、皮膚も薄く代謝もはげしいので
この時期の”蚊”対策は十分にしてあげましょう。