ゲリラ豪雨より危険といわれているのが、落雷 です。
雷雲があるところに落雷はするけど、何処に、かは分からないからで、
また、落ちる とも限らないからです。
<雷のやっかいな3つの特徴>
- 時速10キロ~40キロで移動するので、油断すると気づいた時には真下の場合もあるのです。
- 幅が、10キロくらいと広いので、
雷雲の中心なのか端なのか、どこから落雷するのかわからない。 - 複数の雷雲が合体することもあって、幅が20~30キロと大きくなる。
雷はどのように発生するのでしょう?
太陽熱で地面が暖められて、上昇気流が発生。
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上昇気流の中の水分が冷やされて、厚い雲が生まれる。
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積乱雲の中では、大小の氷の粒が生まれ、
上の方の小さい粒(+)と下の方の大きい粒(-)がぶつかり合う。
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激しくぶつかり合うことで、静電気が発生。
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雲の中で帯電できなくなると、下の地面に落下
一回の雷の電気エネルギーは、一般家庭の約50日分のパワーがあるそうです。
積乱雲で、上の方が白く下の方が黒くて、雲の真下に入ると真っ暗状態
幅が10キロ高さが10キロと大きい雲には、要注意です。
ピカッと光が見えて、30秒くらいで音が聞こえるのは、もう危険なのです。
時差30秒では・・・10.2km
時差20秒では・・・6.8km
時差10秒では・・・3.4km
ぐらいの距離にあるといわれています。
ゴロっと鳴ったら、まず周りを見て、安全な場所を確認しておきましょう。
雷から身を守る最善策は、
- 建物の中や車の中に避難すること。
- 高い位置に落雷するので、とにかく身をかがめること。
- 樹木や東屋近くなら、4m以上離れた45度の角度が、保護される範囲で安全地帯。
- 海やプールなど 水の中は危険。 電流が通りやすいから。
意外と安全なのが、電線の下 だそうです。
電線が避雷針の役目になるからで、ただし、落雷で電線が切れてないか確認のこと。
金属製品を身に着けているかどうかは、実験によるとあまり関係ないそうです。
段差やくぼみを見つけて、少しでも低い場所で身をかがめ、
地面に付く箇所は1ヶ所、なるべく小さい面積で。
足は開かずに閉じていた方がいいのです。
アウトレジャーの際には、
雷が発生したときの避難場所を、あらかじめ事前に決めておくのがベストですね。