月別アーカイブ: 2013年8月

雷から身を守るには / 安全対策は?

ゲリラ豪雨より危険といわれているのが、落雷 です。
雷雲があるところに落雷はするけど、何処に、かは分からないからで、
また、落ちる とも限らないからです。

       <雷のやっかいな3つの特徴>

  • 時速10キロ~40キロで移動するので、油断すると気づいた時には真下の場合もあるのです。
  • 幅が、10キロくらいと広いので、
    雷雲の中心なのか端なのか、どこから落雷するのかわからない。
  • 複数の雷雲が合体することもあって、幅が20~30キロと大きくなる。

雷はどのように発生するのでしょう?
太陽熱で地面が暖められて、上昇気流が発生。
     ↓
上昇気流の中の水分が冷やされて、厚い雲が生まれる。
     ↓
積乱雲の中では、大小の氷の粒が生まれ、
上の方の小さい粒(+)と下の方の大きい粒(-)がぶつかり合う。
     ↓
激しくぶつかり合うことで、静電気が発生。
     ↓
雲の中で帯電できなくなると、下の地面に落下

一回の雷の電気エネルギーは、一般家庭の約50日分のパワーがあるそうです。
入道雲
積乱雲で、上の方が白く下の方が黒くて、雲の真下に入ると真っ暗状態
幅が10キロ高さが10キロと大きい雲には、要注意です。

ピカッと光が見えて、30秒くらいで音が聞こえるのは、もう危険なのです。
   時差30秒では・・・10.2km
   時差20秒では・・・6.8km
   時差10秒では・・・3.4km
ぐらいの距離にあるといわれています。

ゴロっと鳴ったら、まず周りを見て、安全な場所を確認しておきましょう。

雷から身を守る最善策は、

  1.  建物の中や車の中に避難すること。
  2.  高い位置に落雷するので、とにかく身をかがめること。
  3.  樹木や東屋近くなら、4m以上離れた45度の角度が、保護される範囲で安全地帯。
  4.  海やプールなど 水の中は危険。 電流が通りやすいから。

意外と安全なのが、電線の下 だそうです。
電線が避雷針の役目になるからで、ただし、落雷で電線が切れてないか確認のこと。

金属製品を身に着けているかどうかは、実験によるとあまり関係ないそうです。

段差やくぼみを見つけて、少しでも低い場所で身をかがめ、
地面に付く箇所は1ヶ所、なるべく小さい面積で。
足は開かずに閉じていた方がいいのです。

アウトレジャーの際には、
雷が発生したときの避難場所を、あらかじめ事前に決めておくのがベストですね。

エアコンの節電方法は?消費電力を減らしてエアコンを効果的に活用する術!

猛暑のおり、家の中で熱中症にならないためにも、
いまやエアコンは、必要不可欠な存在です。

しかしながら、家電のなかでも消費電力の大きいエアコンは、
やはり電気代が気になりますね。

扇風機と併用して、上手にエアコンを活用してはいても、
間違った使い方では、節電になりません。
エアコン

◎ 設定温度を下げても、部屋が冷える速さは同じ

外出先から帰って部屋に入るなり、早く涼しくなろうと
一気に10℃くらい設定温度を下げて、冷えたら温度を戻す、
というのを、ついやってしまいがちですが、これは節電にはなりません。

家庭用のエアコンは、出せるパワーが決まっていて
設定温度に関係なく、最大のパワーで冷やそうとします。

設定温度を下げると、その温度まで冷やそうとして
余計に電力を消費してしまうのです。

窓を開けて、一度換気をして熱気を室内から出して、エアコンをつけるのがベストです。

◎ 短時間の外出なら、切らない方が節電になる

スイッチを、入れたり切ったりとこまめにする方が、電力を使います。
30分程度の外出なら、切らない方が節電になるといえます。

◎ 弱風や微風では かえって電気代がかかることがある

エアコンは、スイッチを入れて設定温度に近くなるまでが、
電力の消費を 大きく使います。

弱風・微風だと 設定温度になるまで時間がかかってしまい、
それだけ電力も多く消費することになってしまうのです。

初めは「強風」で、→ 冷えたら「弱風」にするのがいい節電に。

◎ 設定温度を下げる前に、風量を強くした方が節電になる場合が

1℃下げると、消費電力は約10%増しですが、
風量を「弱」から「強」にしても、2~3%しか増しません。

ただ手動で切り替えするより、風量設定は自動運転の方が節電になります。
エアコン自体、最も効率よく快適に冷えるよう風量調整を行ってくれます。

室温や広さ、エアコンの機種によっての差があるので、
これがすべてとは一概にはいえません。

五山送り火のおすすめスポット、ビューポイントは?

8月16日、夏の夜空に「大」の字が浮かび上がる、「大文字焼き」を、
京都では、「五山送り火」といいます。

京都では8月7日~10日に、東山珍皇寺で ”迎え鐘” をついて、
”六道参り” をします。
これでお精霊を家に迎えいれてお盆が始まり、精進料理でおもてなしをします。
送り火とは、お盆が終わって再び冥土へ帰る 先祖の霊を送るための盆行事です。

五山は、
・ 左京区浄土寺・如意ヶ嶽では、「大文字」
・ 左京区松ヶ崎・西山が、「妙」、東山が、「法」
・ 北区西賀茂・船山では、「舟形」
・ 北区金閣寺付近・大北山では、「左大文字」
・ 右京区嵯峨鳥居本・曼陀羅山は、「鳥居形」

如意ヶ嶽から順に、反時計回りに東から西へ、
20時00分 → 20時10分 → 20時15分 → 20時15分 → 20時20分と、
五山の火床に、松明で点火されていきます。

このとき市街地ではライトダウンして、灯りを見えやすくします。

では、送り火を見るスポットは?というと、

五山全てが一望できるのは、
京都市の南に位置する、京都駅ビルや京都タワー。

ただし公募制で、競争率はかなり高いです。
京都駅周辺の、ホテル屋上からも一望でき、
鑑賞会などのイベントを組む所が、多いようです。
やはり早めの予約をお勧めします。

「大文字」を見るなら、出町柳の鴨川堤防から今出川通。
最寄り駅は、京阪電鉄の「出町柳」です。

吉田山山頂公園からは、迫力の「大文字」が眺められますが、かなり混雑します。
如意ヶ嶽近くの大日堂展望台からは、「舟形」・「妙法」・「左大文字」が見え、
歩いてすぐの将軍塚からは、「左大文字」・「舟形」・「鳥居形」が見えます。
大日堂展望台は、事前に予約が必要です。

ちなみに「大文字」を真正面にきれいに見えるのは、
歴代の足利将軍のお墓がある、臨済宗大本山の相国寺です。

五山送り火の起源の一説が、
八代将軍足利義政が息子義久を弔うために、銀閣寺の裏に大の字を灯した、
と云われていることからも納得ですね。

「妙」「法」も、出町柳の鴨川堤防から。
北大路通りの橋からは、「大文字」・「法」・「舟」・「左大文字」が間近で見えます。
最寄り駅は、地下鉄「北大路」。

この「妙」と「法」は、よく見ると字体が違います。
「妙」は、行書体、「法」は、隷書体。

これは、作られた時代が異なるからです。
ふつう漢字を横並びにした場合、昔は右から読んだはずで、
「法」「妙」で、「妙法」となるわけですが、左右が逆になっていますね。
この事からも、「法」は、ずっと後の時代に作られたことが伺えます。

「舟形」は、北山通りから。
紫明通の交差点付近では「大文字」・「妙法」・「舟形」・「左大文字」が見えます。
地下鉄・市バスで。

舟形の舟先は、西を向いています。
これは、精霊が西方浄土へ帰るため、といわれています。

「左大文字」は、西大路通り円町から北へ。真正面に見えます。
最寄り駅は、京福電鉄「北野白梅町」。

「鳥居形」は、桂川の五条西大橋や、嵐山渡月橋、松尾橋周辺。
最寄駅は、阪急電鉄「松尾」
万灯籠
嵯峨鳥居本にある曼陀羅山のふもとの広沢の池では、万灯籠を浮かべ、
鳥居形に灯りが灯されると、幻想的で厳かな風情となります。

他の山では、火床に置かれた松明に火を点けますが、
ここ「鳥居」では、7つの親火床から、火を点けた松明を点火役に手渡し、
点火役は、108個の各火床へ、松明を走って持っていって灯します。

山の急斜面を松明を抱えて走ることから、地元では
「火が走る送り火」と呼んでいます。

間近で見ると、火が動く様子がよくわかりますよ。
他の山では見られない光景です。

如意ヶ嶽「大文字」の燃えた後の消し炭は、誰でも拾うことができ、
明けて17日の早朝から、皆この消し炭を拾いに山へ登ります。
厄除け、無病息災として、玄関などに一年間つるしておきます。