月別アーカイブ: 2014年3月

増税前に買うべきものは家電?パソコン?消費税かかるものとかからないもの

3月も後半になりました。
4月1日からの消費税8%を目前に、増税前の駆け込み買いが
全国各地で展開されているようです。

日用品や家電に限らず、春からの新天地への引越しを早めたり、
結婚式や結婚指輪の購入の前倒しなど、さまざまです。
電卓
たとえば、ゴールデンウィークに予定している海外旅行のパックを、
3月31日までに申し込んだほうがお得・・・?
これは・・・間違いですよね。

消費税は、国内で消費される、モノやサービスに対して掛かる税金。

だから、国外と行き来するサービスである”海外旅行”(国際線)には
税金は掛かりません。
国内線は、増税の対象となります。

消費税はどんなものにかかって、何にかからないのか、整理してみました。

 [ 消費税のかからないもの ]

 ・ 土地・有価証券
 ・ 切手・印紙
 ・ 商品券・プリペイドカード
 ・ 行政手数料
 ・ 外国為替取引
 ・ 社会保険医療
 ・ 社会福祉事業
 ・ 助産
 ・ 火葬料・埋葬料
 ・ 身体障害者用物品
 ・ 受験料・入学金・授業料
 ・ 教科書
 ・ 住宅家賃

切手・・・切手を買うときには非課税。切手を貼って出すときは、
郵便料金として課税となる
 ※3月31日まで  4月1日から
    50円  →  52円
    80円  →  82円
 ※4月1日の最初の回収分までは、現行のまま。

医療・・・処方箋は非課税。市販薬は、5% → 8%%に
歯の治療など自由診療は、課税

教育・・・教科書は非課税。参考書・教材は課税
学習塾やカルチャースクールなどの入学金や受講料は、課税

住宅・・・住居の家賃は非課税。店舗の家賃は、課税。
※自宅を店舗にしている場合、「店舗契約」をしていると、課税対象となる
※駐車場の賃貸料金は課税対象ですが、家賃と込みの場合、非課税
ただし、家賃と駐車料金が明確にされている場合は、上がる可能性もあり

増税前に、何を買うのがトク?

冷蔵庫やエアコンといった家電が、例年に比べて2~3割増で売れているそうです。
3月中に買いたいもの上位を占めるのが、

  •  パソコン・冷蔵庫などの家電や車
  •  洗剤・トイレットペーパーなどの日用品
  •  保存食・酒
  •  衣類

となっているそうですが、なんでもかんでもお得なのか、というと
そうでもないようです。

 ⇒ 購入者が殺到しているのでオプションなどのサービスに期待薄 
家電 ⇒ 極端な値段の変動がないので、
日用品 ⇒ 値下げされる可能性があるので、×
パソコン ⇒ 需要の落ち込みからの反動で値下げされる可能性があるので、×
保存食・酒 ⇒ 値段の変動が少ないので、
衣類 ⇒ 流行物はバーゲンの対象になりやすいため ×
ストッキングや下着など定番のものは 

是非買った方がお得なのは、

 

  •  掃除機の紙パック
  •  空気清浄機のフィルター
  •  プリンターのインクカートリッジ
  •  書籍・雑誌の定期購読
  •  定期券

※定期券は、3月31日に集中しないように、3月18日(14日前)から、
新規・継続の定期券が購入できます。

※増税前に買った回数券は、追加金無しで利用可能です。(期限は3ヶ月間)

こんなときは、5%?8%?

深夜に乗ったタクシー料金や、コンビニで深夜に買い物中、電話で話中など
3月31日から4月1日にまたがってしまう場合は、どうなるのでしょう?

コンビニ・・・最初の商品のバーコードを読んだ時刻で決まる
タクシー・・・4月1日朝の出庫から、8%設定のメーターになる
携帯電話・・・NTTドコモ → 切った時刻で決定
       KDDI   → 切った時刻で決定
       ソフトバンク → かけた時刻で決定

消費税増税に関して企業側もいろいろ戦略があるようで、
自分に本当に必要なものかどうか、見極めてから買うのがいいですね。

初午の日はいなり寿司を食べる日。福を招く「初午いなり」

子どもも大人も好きな食べ物の一つに、いなりずしがありますね。
いまどきは、スーパーなどでいつでも手軽に
いなり寿司を買って食べることができますが、
私の小さい頃は、運動会とか動物園へ行く日、といった
特別な日じゃないと、作ってもらえませんでした。
そう、家庭で作るものでしたよ。。

こういった家庭内で受け継がれてきた「日本食文化」の伝承が
失われつつある昨今、日本惣菜協会では、
「初午に稲荷を食べて福を招く」
という普及活動を行っているそうです。

節分に”巻き寿司丸かぶり”で幸運を招く「恵方巻き」が全国的に浸透したように、
初午の日にいなり寿司を食べる「初午いなり」
認知度向上を図るためだそうです。

ちなみに、3月12日は、旧暦の初午です。
稲荷神社

初午とは・・・

稲荷神が降りてきたことを祝う日が、「初午」です。
稲荷神は、「稲が成る」に由来する名のとおり農業の守護神で、
古来から五穀豊穣を稲荷神社に祈願してきました。

その稲荷神の使いであるのがキツネで、
キツネの好物の油揚げをお供えすることにあやかり
初午の日にいなり寿司を食べるようになったそうです。

日本食の文化で東日本と西日本では、同じ食べ物でも
食べ方や形などが、違っていることがけっこうありますね。
この”いなり寿司”も、そう、違うのです。

東日本 ⇒ 四角い 俵型 ・・・・・中身は、白い酢飯俵型いなり

西日本 ⇒ キツネの耳型 三角 ・・ゴマ・ゴボウの具材の酢飯三角いなり

我が家は、俵型で、ゴマ・ニンジン・シイタケ等の具材の酢飯です。
3月3日はちらし寿司で、5月5日にはいなり寿司、と決めていました。

桃の節句とは。ひな祭りの祝い膳、雛人形を飾る時期としまう時期は?

季節を節目ごとに五分割した「五節句」の内の一つに、
上巳(じょうみ)の節句」があります。
momo
    〔 節句 〕

   人日  (1月7日)
   上巳  (3月3日)
   端午  (5月5日)
   七夕  (7月7日)
   重陽  (9月9日)

桃の節句とは

旧暦の3月3日は、桃の花が咲く季節なので「桃の節句」と呼ばれるようになりました。

もともとの”節句”は、華やかなお祭りではなくて、
季節の節目に邪気を祓う儀式です。

古来から”桃”は、魔除けの植物として信仰を集めていたことにもよるようです。
雛人形

桃の節句とひな祭り

3月初めの巳の日に、人形(ひとがた)に災いや厄を乗せて川に流す
「流し雛」という行事がありました。

宮廷では 紙で作った人形と身の回りの道具をまねた玩具で遊ぶ
「ひいな遊び」というのがあり、
いつしか上巳の節句と結びついて、「ひな祭り」へとなってきたようです。

ひな祭りの祝い膳と料理

ひな祭りの祝い膳には、菱餅・白酒・雛あられ
縁起の良い食材を使ったちらし寿司などが定番の料理となっているようです。

また春先のこの時期は潮干狩りの始まる頃なので、蛤のお吸い物も添えられます。

菱餅や雛あられの三色には、それぞれの色に意味があります。

  •  緑…「蓬(よもぎ)」で 健康を表す
  •  赤…「桃」で 魔除けを表す
  •  白…「菱」で 子孫繁栄、「雪」で 清浄を表す

菱餅

雛人形を飾る時期としまう時期

雛人形はいつから飾って、いつ頃に片付けたらいいのか、
迷っていらっしゃる方も多いかと思います。

特に決まりはないようですが、2月の初め、立春の頃から3月半ばまで
というのが一般的です。

どちらも、よく晴れた空気の乾いた日を選びましょう。