世界のセレブ、ビヨンセやミランダ・カーがダイエットで
パスタやライスの代わりに食べたことでも知られている、”キヌア”。
雑穀米が好みな方で、アワやキビは知っていても
キヌアは意外と知らないかもしれません。
国連では、世界の食糧問題を解決するカギになり飢餓の救世主、として注目し
2013年を「国際キヌア年」と制定しました。
NASAでも、将来の宇宙食の材料として、キヌアを研究しているそうです。
そんな世界中で注目の食材”キヌア”についてまとめました。
キヌアとは
南米アンデス山脈一帯が原産の雑穀で、1000年以上前から
ペルーやボリビアなどアンデス地方で食されてきました。
原産国ボリビアでは、妊婦に無料配付したり給食に取り入れられているそうです。
”黄金の穀物”・”母なる穀物”ともいわれて
母乳に匹敵するほど完全な栄養価を持つスーパーフードなのです。
(100g中) キヌア 精白米 玄米
鉄分(mg) 4.0 0.8 3.0
カルシウム(mg) 43.0 5.0 9.0
食物繊維(g) 8.3 0.5 2.1
ビタミンB1(mg) 0.46 0.08
マグネシウム(mg) 173 23.0
エネルギー(kcal) 353 356
白米に比べてキヌアは若干低カロリーで、かなり栄養価が高いのがわかります。
スーパーフードの理由
- キヌアは、氷点下から猛暑までさまざまな気温変化に対応でき、作物としての対応力に優れている
- 最大の特徴は、栄養価が高いこと
少量でたんぱく質やカルシウム・鉄分を同時に摂取できる
- 肥満・糖尿病など生活習慣病予防に有効
現在は日本国内での自給率は0%で、輸入に頼っている状態ですが
山梨県上野原市では、国産キヌアの栽培に取り組んでいます。
10年前から研究していた山梨県総合農業センターから指導を受けて、
昨年(2013年)からキヌアの試験栽培を始めてる農家があります。
キヌアの炊き方は?
・キヌアは、苦味をとるためしっかり洗うこと
粒が小さいので細かい目のザルを使う
・炊くと冷凍保存ができ便利
[ キヌアの炊き方 ]
キヌア 1c
水 1c (やわらかめが好みなら水は1~2割増し)
塩 少々
・鍋に入れ、沸騰したら弱火で10~15分炊く
・火をとめて5分蒸らす
ちょっときな粉に似た香ばしい香りで、プチプチした食感です。
ご飯に炊いたキヌアを混ぜれば、
満腹感ありで、
カロリー減になります。
キヌアのレシピ
キヌアは、炊いて冷凍保存しておけば
いつでも使いたいときに使用分だけ使えるのでとても便利です。
1カップ分ずつ小分けして冷凍するといいですよ。
お米に混ぜて炊いたり、ハンバーグやパン生地に入れ混ぜたり
サラダや炒め物にも、と重宝します。
< シイタケのキヌア詰め >
キヌア お好み量
シイタケ 12個
れんこん 70g・・・すりおろす
ニラ 数本・・・細かく刻む
ショウガ 1 かけ・・すりおろす
しょう油 大 1
ごま油 小 1
パン粉 適宜
片栗粉 適宜
・ 材料を混ぜ合わせて、シイタケにこんもり丸くのせる
・ 蒸し器で 10分 蒸す
ギョウザのタネにもいいですね。
どんな料理にも合いそうです。