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おウチで簡単手作り!疲労回復に効果。塩レモンの作り方・使い方

レモン
またまた”万能調味料”といわれるものの登場です。
ずぅーっと気になっていた”塩レモン”です。

夏の料理に重宝しそう、と思いつつ
野菜のすし酢付けの方に凝っていました。
夏も終わり、というわけで思い立ち作ってみました。

塩レモンの作り方

材料は、いたってシンプル!
レモン と、 塩 のみ。
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     < 塩レモンの作り方 >

    レモン・・・2 ㎏ (約10個)
    塩・・・・・200 g (レモンの 1/10 )

 ① レモンをきれいに洗って水気を拭き、1個を8等分のくし形に切る
 ② 密閉容器に、塩とレモンを交互に重ねる
 ③ 1日1回 瓶を上下に振る

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2~3週間で汁が上がって来たら完成です。

* 今日はレモン2個で、塩 大4、容器は 500 ml用です。
* レモンは、皮も実も丸ごと使うので、できればワックスを使用していないものがいいです。
* 2週間くらいで使用できますが、数ヶ月熟成させると、トローりとしたコクの液になります。

塩レモンの使い方

  • まるごと・・・薄切りにして肉に巻いたり、粗みじんにして焼き魚・豆腐に。
  • 皮・・・・・・粗みじんにしておにぎりにも。
  • 液・・・・・・オリーブオイルと混ぜてドレッシングに。

* 豆腐や納豆、肉・魚料理、刺身、レモンクリームソース、と何でもOK
* しょう油を使う料理にはほとんど合います。
  しょう油 大 2 = 塩レモン 大 1

塩レモン効果

レモンに含まれるクエン酸は、疲れの元になる乳酸菌を分解してくれるので
疲労回復に良いといわれています。

レモンの皮についている酵母菌によって自然に発酵され、
酸味がとれて甘味のある芳香となります。

発酵により、レモンと塩を合せただけでは出せない”コク”
”まろやかさ”が出てきます。

モロッコでは、昔から家庭に根付いた調味料だそうです。
日本の梅干しとちょっと似ていますね。

簡単に手作りできて、長期保存も可能、おまけにヘルシーです。

炊飯器で甘麹を!作り方・保存は?

塩麹、しょう油麹と、いずれも一大ブームとなりましたね。
食べ物を美味しくし、且つ、麹の健康効果もあるので、
我が家では常備して料理に活用しています。

次なる三番目に注目の麹は、”甘麹”だそうです。

塩、しょう油、ときているので、とうぜん砂糖に代わる
”甘味”というわけですね。

じつは、甘麹 = 甘酒 なのです。
酒粕に砂糖を加えて作る”甘酒”は、
戦後の復興期、米や米麹が入手しづらかった時の代替案が広まったと
されています。

お粥に麹を入れて5~6時間もすると、
麹が、でんぷんを分解してブドウ糖やオリゴ糖を作り
甘味を引き出してくれます。

これが甘麹で、甘酒の原型なのです。

甘酒は、ブドウ糖やビタミンBの他ミネラル・アミノ酸などの栄養素が豊富で、
飲む点滴 といわれています。

炊飯器で作れる!

     < 甘麹の作り方 >

     米麹・・・・200 g
     ご飯・・・・350 g
     水・・・・・300 cc

  1. 分量の水にご飯を入れて中火にかけ、少し固めのおかゆを作る
  2. 火を止めて、そのまま室内で20分ほどおく(60度くらいまで下がる)
(麹の酵素は、50度から60度が一番よく働く温度)
  3. おかゆと麹をよく混ぜ合わせる
  4. 炊飯器に移して、保温スイッチをONにする
(炊飯器の蓋は開けたままにすること → 温度が上がり過ぎないように)
(60度を超えると菌は働かなくなるので注意!)
  5. ホコリが入らないよう布巾をかぶせておく
  6. 途中2~3回かき混ぜて(温度の上がり過ぎを防ぐ)
6時間そのままおく
  7. 甘麹完成!

注意点は、温度!
60度以上にならないようにするのがポイントです。

保存方法

冷凍で保存します。
製氷皿に入れておけば、1個ずつアイスとして食べてもOK。
お湯で割れば甘酒になります。

砂糖の代わりにどんな料理にも使えますし、
甘味だけでなく、旨味も増します。

麹菌

米・麦・大豆に、麹菌を加えて発酵させた食品には、
しょう油・みそ・酒・みりん・酢、があります。

日本には麹を使った食品が古くからありますが、
これらの”麹菌”は、日本独特のものらしいですよ。

   麹菌 → 麹 ・ 麦麹 → 発酵食品
          ・ 米麹
          ・ 豆麹
       (蒸した穀物に生やしたもの)

ミネラルやアミノ酸といった麹が作る成分には、
食べ物をおいしくしたり、健康機能を上げたりと、
微生物の力で食品成分が変わる 発酵作用 が働くのです。