富士山山開き」タグアーカイブ

富士山山開きの意味は?ご来光は混雑。須走と富士宮口のシャトルバス

ご来光

富士山の山開きは、毎年7月1日で、8月下旬までが一般的な登山シーズンとなります。
毎年6月30日には、富士山開山前夜祭や富士浅間神社で開山祭の神事が行われます。

2013年の今年は、世界文化遺産登録が決まって初の山開きとなり、
例年よりかなり多くの登山者が訪れました。
これから例年以上の登山者を予想、入山料導入も検討されています。
そしてこの夏は、入山料の試行が決まって、今月25日から8月3日まで
金額1,000円を任意で徴収するそうです。

登山ルートは4つあります。
◇ 吉田ルート(山梨県側)・・・山頂まで約5時間50分
河口湖方面から
他のコースに比べて山小屋が多く、初心者向けで、最も多くの人が利用しています。
5合目の駐車場(2300m) ー 317台

◇ 須走ルート(静岡県側)・・・山頂まで約5時間10分
御殿場から
比較的登山者が少なく、山中湖や伊豆箱根の山並みが一望できます。
5合目の駐車場(2000m) ー 200台

◇ 御殿場ルート(静岡県側)・・・山頂まで約7時間
宝永火山を眺めながら登山できる上級者向けのロングルートで、
1883年(明治16年)に開通した最新のルート
5合目の駐車場(1450m) ー 500台

◇ 富士宮ルート(静岡県側)・・・山頂まで約4時間20分
山頂の剣ヶ峰3776mまで最短のルートで、駿河湾や三保の松原などが眺望でき、
絶景を満喫できます。
1149年開通の最古のルートといわれています。
5合目の駐車場(2400m) ー 350台

マイカー規制のシャトルバス
週末や夏休み、お盆の時期などは混雑が予想され、各登山口の(5合目)駐車場が
満車になることを防ぐために、マイカー規制があります。
各ルートそれぞれシャトルバスがあります。

∇ 吉田ルート・・・富士スバルライン・シャトルバス
(午前5時30分から午後11時まで、30分間隔)
富士北麓駐車場~富士山5合目
運賃:片道1400円 / 往復1800円

∇ 須走ルート・・・ふじあざみライン・シャトルバス
(午前6時30分から午後10時まで、30分間隔)
ふじあざみライン仮設駐車場 ~ 須走口5合目
運賃:片道1190円 / 往復1500円

∇ 富士宮ルート・・・富士山スカイライン・シャトルバス
(午前6時30分から午後10時まで、30分間隔)
水ヶ塚駐車場 ~ 富士宮口5合目
運賃:片道1120円 / 往復1300円

※ 2013年 吉田ルート(富士スバルライン)のマイカー規制期間は、
7月12日(金)午前5時~7月15日(月・祝)午後5時 連続4日間
7月26日(金)午前5時~7月28日(日)午後5時 連続3日間
8月2日(金)午前5時~8月25日(日)午後5時 連続24日間

※ 高速バスでは、新宿~富士5合目線 という直通があります。
夏季は毎日6便、午前7時40分~午後7時30分

富士登山の服装
夏場で気温が高くても、山頂は10℃を超えることはまずないので寒さに注意。
急な落雷や濃霧、強風にも注意しなければなりません。
歩いている時は汗をかくほどでも、休憩のときなどは気温が低く冷え込みます。

靴は、履きなれたもの、足首まで固定できるものがよく、石が入りやすいのでスパッツをはくといい。
インナーは、速乾性のもの。
上着は、長袖の方が日焼けや怪我防止にいい。
薄手のダウンジャケット、体感温度差が激しいので軽くて温度調節がきく。
小物では、ヘッドランプ・ひざのサポーター・サングラス・ストック・帽子など。

ルールとマナー
登山道では、”登り”が優先です。
人で混雑していても無理な追い越しをしないように。ロープの外は落石の危険があります。
もし落石を起こしたら大声で周りに知らせること。夜間はとくにわかりにくいです。
テント・焚き火は禁止です。
落書きをしない、植物や石を持ち帰ってはいけません。