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十日戎とは。日程は?

七福神
七福神の一人「戎(恵比寿)」様は、
漁業の神・商売繁盛の神・福の神として親しまれています。

戎様を祀った神社は全国にありますが、とくに関西地域での祭事が盛んで、
大阪今宮戎神社の祭が名高く有名です。

十日戎とは

毎年1月9~11日に、商売繁盛を祈願して戎神社に参詣します。
大阪の今宮戎神社では、開催に先立ち多くの応募者の中から「福娘」を選びます。

福娘に選ばれると、十日戎の期間に、
神社で福笹や御札、吉兆と呼ばれる小宝の縁起物を授与する役目があります。

十日戎の日程

  •    9日:宵宮祭(宵えびす)
  •   10日:大祭(本えびす)
  •   11日:後宴(残り福)

本えびすの10日には、宝恵駕籠(ほえかご)行列が行われます。
紅白の布で飾られた宝恵駕籠には、芸妓や有名人などが乗り込み
お祭りを華やかに盛り立てます。

江戸時代から大阪は、商人の町として繁栄してきたからこそ
現代でもなお十日戎の行事に賑わいがあるのですね。

式年遷宮とは。日程はいつまで?

「お伊勢さん」と親しみをこめて呼ばれている、
伊勢神宮の正式名称は、「神宮」です。

伊勢神宮では、20年ごとに「神宮式年遷宮」が行われます。

式年遷宮とは

式年 = 決められた年
遷宮 = 神体を遷す

古くなった正殿から隣に新しく造られた正殿へ、20年毎に神座を遷す行事です。

なぜ20年か

推測される理由として

  • 「素木(しらき)造り」 である無垢材と萱葺屋根の、社殿の尊厳を保つには20年
  • 貴重な宮大工の伝統工芸技術の伝承には20年
  • 繰り返し再生することで、永遠を求めた
  • 一世代が、およそ20年である

などが挙げられています。

式年遷宮はいつから?

式年遷宮が初めて行われたのは、飛鳥時代 西暦690年 です。
戦国時代に、100年以上中断した時期もありますが、
以来1300年にわたって、造り替えながら元の姿を、今に伝えています。

新社殿などの造営には、約1万2千本のヒノキが必要で、
取り壊された古い正殿の柱や部材は、全国の神社で再利用されます。

式年遷宮の日程は?

2013年(平成25年)は、第62回めの神宮式年遷宮です。

最初に執り行われる祭儀は、「山口祭」
・・・・・用材を切り出す山口にある神を祭る儀式
8年前の2005年5月2日(平成17年)に始まって、
以後 33 もの神事や行事が行われます。

10月1日には、「川原大祓」(かわらおおはらい)
・・・・・社殿に納める神宝や神職・参加者を祓い清める儀式

10月2日正午、「御飾」(おかざり)
・・・・・新しい正殿を装飾する儀式

10月2日、内宮の「遷御」(せんぎょ)
・・・・・神体を新しい正殿に遷す儀式
・カケコー、カケコーと、 「鶏鳴三声」 といわれる掛け声にはじまり
・午後8時、参道の常夜灯が消され、天皇勅使が 「出御」 を告げる
・絹垣(きんがい)といわれる白い絹の布で覆い隠された 神体 「八咫鏡」 (やたのかがみ)旧正殿を出る
・前後に、神宝の太刀や盾などを持った神職。
・30~40分かけて、新正殿に 「入御」

道歌という雅楽の流れるなか、
松明と提灯の灯りだけで、厳かに執り行われました。

10月3日午前6時、「大御饌」(おおみけ)
・・・・・新殿に初めて食物・供物などのお供えをする儀式

10月3日午前10時、「奉幣」(ほうへい)
・・・・・天皇からまつられる幣帛(へいはく)を奉納する儀式

10月3日午後2時、「古物渡」(こもつわたし)
・・・・・旧殿内の神宝を新殿(西宝殿)に移す儀式

10月3日午後5時、「御神楽御饌」(みかぐらみけ)
・・・・・御神楽に先立ってお供えを奉る儀式

10月3日、「御神楽」(みかぐら)
・・・・・宮内庁の式部職楽師が、御神楽を奉納する儀式

※  外宮では、10月4日から10月6日まで、それぞれ同じ儀式が行われます。

一般参詣は、遷御の終わった午前5時から始まりました。

外宮は、衣食住など産業の守り神 「豊受大神」 (とようけのおおみかみ)が祀られていて、
内宮は、日本人の総氏神といわれる 「天照大神」 (あまてらすおおみかみ)が祀られています。

正しい参詣方法は、外宮 → 内宮 の順にお参りします。