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寒中見舞いを出す時期と文例

年賀状は一年の始めのご挨拶です。
一年の間には 春夏秋冬とあり、さらに細かく期間を分けた
二十四節気(にじゅうしせっき)があります。
日本には、それぞれの季節にあった挨拶状を出す慣習がありますね。
寒中見舞い

寒中見舞いとは

「寒中見舞い」は慣習の一つで、寒さが最も厳しい時期に出す書状です。

送っていない相手からいただいた年賀状への返礼で、
松の内が過ぎたときや、
喪中の挨拶代わりとしても用いられます。

また、お歳暮のお返しとして行うこともあります。

寒中見舞いのはがき

封書より主に”はがき”で出すことの方が多いようです。
この場合、年賀はがきではなく普通のはがきを使います。

寒中見舞いの時期

”寒の入り”から”節分”までの間。
1月5日の小寒から、2月4日の立春までに行います。

寒中見舞いの文例

∇ 寒中お見舞い申し上げます
厳しい寒さが続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
おかげさまで私どもも皆大過なく過ごしております。
どうぞご安心くださいませ。
厳寒の折りから、お風邪など召されませぬようご自愛ください。

∇ 寒中お見舞い申し上げます
早々にお年始状をいただきまして、ありがとうございました。
皆様おそろいで元気に新年をお迎えになられたご様子、何よりです。
私たちも皆風邪もひかずに元気に過ごしています。
本年もどうぞよろしくお願いします。
厳しい寒さが続きますが、どうぞお身体大切に。

∇ 寒中お見舞い申し上げます
服喪中につき新年のご挨拶を失礼させて頂きました。
本年もよろしくお願い致します。
厳しい寒さが続く折 皆様のご健康をお祈りします。

 

どのような文章でも、相手に「心」が伝わるよう
丁寧に書くことが大切ですね。

 

秋の衣替えの時期。黄ばみやニオイ、虫食いの防止と衣類のシワ取り法

学校や企業の制服は、年2回春と秋に、それぞれ冬服から夏服、
夏服から冬服へと、衣替えが行われます。
一般的に、6月1日と10月1日で行われていましたが、
近年の温暖化で、5月1日と11月1日に変えているところもあるようです。

この ”衣替え” の歴史は古く、平安時代の宮中行事から始まったそうです。
四季のある日本ならではの習慣といえますね。

各家庭でも、これに合せて夏物・冬物の衣替えをする方が多いことでしょう。
天気が続いて湿度の少ない10月は、秋の衣替えにちょうどいい環境です。

夏物をしまう前に注意すること

夏は汗を多くかくので、襟周りや脇の下辺りなど、
ちゃんと洗濯していても、見えない汚れとして残っている場合があります。
これが、黄ばみや衣類のニオイの原因となります。

黄ばみやニオイを防ぐには

この皮脂やたんぱく質を分解する 酵素 の入った、
弱アルカリ性 の洗剤を選ぶのがポイントです。

お湯のほうが酵素がよく働いて効果的なので、
40℃~45℃の湯に1時間ほどつけ置きして洗います。

通常の洗濯時でも、すすぎをした後
クエン酸を溶かしいれて仕上げると、黄ばみにくくなります。

衣替えをする利点は、

  •  衣類の種類で、何がどれだけあるのか把握できる

(以前、買ってしまい込んでそのまま忘れてしまって、
一度も着ていないカーディガンが出てきたことがありました)

  •  要るものと要らないものが、区別できる
  •  クローゼットや収納ボックスを開けて、風を通す(ついでに掃除)

この、溜まったホコリを取り除く、って、けっこう重要です。
しまってあった衣類をだしたとき、虫食いで穴があいていることがありますが、
これは、ホコリをエサにしている ヒメマルカツオブシムシ が原因です。

羊毛や絹など、動物性たんぱく質が好物ですが、
食べこぼしのシミやホコリなども食べます。

防虫剤のいろいろ

防虫剤には、ニオイの有るものと無いものがあって、それぞれに特性があります。
ニオイの無いピレスロイド系のものは、他のものと組み合わせて使えますが、
ニオイの有るナフタリンやショウノウなどは、
併用すると、ガスがたまって変色するおそれがあるので注意しましょう。

  •  パラジクロルベンゼン・・効き目がはやい → ウール・シルクなどに。
  •  ナフタリン・・・・・・・効き目は遅いが長く効く → 雛人形や出番の少ない衣類
  •  ショウノウ・・・・・・・樹木の香り 5~6ヶ月の効能

※ 化学物質過敏の方は、ニオイの有る無しにかかわらず、
防虫剤の使用は控えた方がいいでしょう。

防虫剤の置きかた

防虫剤が気化した成分は、空気より重いので、
上から下へと溜まっていきます。
衣類の上に置くのがポイントです。

湿気にも注意!

収納ボックスにしまい込んだ衣類を取り出したとき、
湿っぽくなっていることがありませんか?
暖房を使っていると、どうしても湿気が溜まります。
収納ボックスなら、上と下に、
クローゼットなら、下の四隅に除湿剤を置きましょう。

しまい込んでいた秋冬もの衣料の手入れ

ニット製品のシワ取り法

ニット製品は、上からアイロンを押さえて触れると、
表面の毛がねてしまい、風合いがそこなわれます。

  •   生地から少し浮かせて、アイロンの蒸気だけをあてる
  •   蒸気をあてたら毛の流れに沿って、手でなでるようにする
  •   ウールのコートなど大きいものは、浴室にかけておく

お風呂の蒸気を利用して30分ほど干します。

ダウンジャケットの復活方法

ペッタンコになったダウンは、乾燥機にかけるとふっくら感がもどります。

  •   霧吹きで表面を濡らす程度に水分をかけて、ファスナーを閉じて裏返す
  •   丸めたタオル(2~3個)と一緒に乾燥機に入れる

乾燥機が回って中でたたかれることで、ダウンに空気が入りふっくらします。
丸めたタオルは、その”たたき効果”を強くするためです。

ウールのジャケットやコート

はじめは逆撫でするようにブラッシングして毛を起こし、
そのあともう一度ブラッシングして、表面を整えます。
着る前には、布用の撥水スプレーを軽くかけると、汚れの防止になります。

ちょっとした心がけで、衣類を長持ちさせることができますね。

大暑の意味、大暑の候の時期とは?

主に書面でのことですが、夏の挨拶でよく使う言葉に、
「暑中お見舞い申し上げます」
というのがありますね。
この ”暑中” というのは、小暑と大暑の間の一ヶ月間のことなのです。
日差し1

二十四節気を配置する方法の一つ、現在広まっている定期法では、
大暑は、7月23日、7月22日のいずれかとなります。

では、大暑とは、何のことでしょう。
大暑の意味は?

太陽年で定められている 二十四節気の一つが、大暑です。
太陽が黄道上の分点・支点を出て再び戻ってくるまでの周期が、1太陽年。
1太陽年を24等分にして、その分割点を含む日に、
季節を表わす名称を付けたものが、二十四節気です。

二十四節気でいちばん馴染み深いのが、
立春・立夏・立秋・立冬ではないでしょうか。

この春夏秋冬の4つの季節を、さらに6つに分けた24の期間を表わすものとして
使われているのが一般的です。

大暑は、夏至から秋分までの間にあり、
夏至 → 小暑 → 大暑 → 立秋 → 処暑 → 白露 → 秋分
となります。

快晴が続いて、気温がぐんぐんと上がり続ける頃で、
一年のうちでも 最も暑い時期となります。

大暑の候というのは、
「~~の候」 と、時候の挨拶で使う 言い方になります。

夏のあいさつの最初に、 「酷暑の候~」 とか 「猛暑の候~」 といった具合に用います。
この ”候” を細かくすると、 「初候」 「次候」 「末候」 とあって、
二十四節気をさらに、約5日ずつの3つに分けた 七十二候という期間になります。

大暑の ”初候” は、桐の実が生り始める、という意味の 『桐始結花』
”次候” は、土が湿って蒸暑くなる、という意味の 『土潤溽暑』
”末候” は、時として大雨が降る、という意味の 『大雨時行』

という名称で、俳句の季語に用いられます。
大暑の末候から、立秋の初候へと移り変わっていくわけです。