節分の日に、恵方を向いて巻き寿司を丸かぶりで食べると縁起が良い、
とされている「恵方巻き」
長い巻き寿司を切らずにそのまま食べるので、
「縁や福を切らない」、「福を巻き込む」、という意味があります。
関西特有のものだったのが、全国的に展開されていまや巻き寿司にとどまらず、
ロールケーキなど、お菓子にまで発展してきていますね。
「恵方巻き」の由来は?
大阪では、節分の日の”巻き寿司丸かぶり”として、古くからあったようです。
大阪のあるお鮨屋さんには、昭和7年頃に出された大阪鮓商組合のチラシが残っていて
「幸福巻き寿司」と書いてあるそうです。
「恵方巻き」と呼ばれるようになったのは、
セブンーイレブンが、全国販売に向けてつけた商品名だったようですね。
大阪道頓堀で催された「女子大生巻き寿司早食いコンテスト」で
全国的に広がってブームになったとか。
これは今も毎年節分の日近くに、続けられています。
「恵方」はどう決める?
方位の易では、
明きの方(あきのかた)という 歳徳神(としとくじん)が、
その年に所在する最も大吉祥の方角を、「恵方」というそうです。
牛頭天王の后の、頗梨采女(はりさいにょ)が、
歳徳神ともいわれているらしいです。
その方角に向かって事を行えば、万事に吉とされるのです。
恵方は、4つ、5年周期
- 東北東
- 南南東
- 西南西
- 北北東
恵方は、十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)と、
十干 (甲・乙・丙・戊・丁・己・庚・辛・癸・壬)の、
干支(かんし)を使って決まります。
東西南北の四方向それぞれに十干が振り分けられて、恵方が変わっていきます。
恵方の早見
恵方は、4つで5年周期となっています。
中国式の24方位で決められていて、日本の16方位とは少しズレがあって
いづれもやや東寄り(右寄り)となります。
0 5 西南西 やや右
1 6 南南東 やや右
2 7 北北西 やや右
3 8 南南東 やや右
4 9 東北東 やや右
2014年は、東北東 の やや東寄り となります。
ご家庭で巻き寿司を作るのもよし、買って食べるのもよし。
福を取り込んで一年を元気に過ごしましょうね。